ポルードニツァ
分 類 | スラヴ伝承 |
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Полу́дница 〔poludniza〕(ポルードニツァ)【ロシア語】 | |
容 姿 | 若く美しい女性、あるいはボサボサの髪の老婆。白い服を着る。 |
特 徴 | 正午に出没。畑を護る。ちゃんと昼休みをとらない者を懲らしめる。 |
出 典 | - |
昼休みをとらない農夫はお仕置きよ!?
スラヴ伝承に登場する昼の精霊。ロシア北部に伝承が残る。その名前はロシア語で《真昼》を意味するполу́денный(ポルーデンヌィー)に由来する。ポルードニツァは若く美しい女性、あるいはボサボサの髪をした老婆だというが、どちらにしても白い服を着ている。麦畑などに棲んでいて、畑を荒らす人間を懲らしめてくれる。また、お昼休みに働いている農夫がいると、髪を引っ張るなどして働けないようにするという。働くべきときにきっちりはたらいて、休むときには休む。それを守らせるのがこの妖精の役割なのである。農民たちは彼女を崇拝し、畑の穴などに鶏の卵をお供えしたという。稀に子供を麦畑で迷わせるという悪さをすることもある。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2020/05/13