大首(オオクビ)
分 類 | 日本伝承 |
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大首(オオクビ)【日本語】 | |
容 姿 | 巨大な女の生首。お歯黒を塗っている。 |
特 徴 | 突如、空に出現して驚かす。 |
出 典 | 鳥山石燕『今昔画図続百鬼』 |
空にデカい女の首が出現した!?
突如、巨大な女の生首が出現する怪異。それが大首である。鳥山石燕の妖怪画集『今昔画図続百鬼』に描かれている。お歯黒を塗った女の首だと説明されている。
江戸時代の怪談などには、しばしば巨大な女の首の怪異が伝えられている。怪談によって様々だが、2~3メートルの首だというから、相当、大きい。正体は女の怨霊であったり、狐や狸などが化けたものだったりする。いずれの場合でも、出現して驚かすだけで、特に悪さをするというような話は伝わっていない。ただし、中には息を吹きかけてきて、息がかかったところが黄色く腫れたというパターンもあるようだ。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2014/09/08