紫ババア
分 類 | 都市伝説、日本伝承 |
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紫ババア(むらさきばばあ)【日本語】 | |
容 姿 | 紫色の着物を着た老婆。 |
特 徴 | 学校のトイレに出現し、肝臓を狙う。「ムラサキ」と3回唱えると退散する。 |
出 典 | - |
「ムラサキムラサキムラサキ」
紫ババアは日本の学校の怪談あるいは都市伝説に登場する妖怪。紫色の着物を着た老婆で、髪は長く、紫色の口紅をしている。基本的には学校のトイレに出没する。夕方の3時あるいは夜中の3時にトイレのドアを10回ノックするなど、決まったやり方で呼び出すとトイレの個室に出現する。呼び出した子供に「好きな色は何か?」などと質問してくる。「ムラサキ」と答えれば、危害を加えることなく立ち去る。しかし、そうでない場合、肝臓を抜き取られたり、異世界に連れていかれる。何も質問せずに子供を襲ってくる場合もあるが、その場合でも「ムラサキ、ムラサキ、ムラサキ」と3回唱えると退散するとも言われる。
ちなみに、中国の道教には「紫姑神」という厠の女神がいて、トイレに祀られている。紫ババアは、おそらく、この「紫姑」という言葉に由来して生み出された妖怪だと思われる。
《参考文献》
- 『THE 都市伝説』(著:宇佐和通,新紀元社,2004年)
- 『真夜中の都市伝説 壁女』(著:松山ひろし,イラスト:児嶋都,イースト・プレス,2004年)
Last update: 2023/07/02