紫ババア

分 類都市伝説日本伝承
名 称 紫ババア(むらさきばばあ)【日本語】
容 姿紫色の着物を着た老婆。
特 徴学校のトイレに出現し、肝臓を狙う。「ムラサキ」と3回唱えると退散する。
出 典

「ムラサキムラサキムラサキ」

紫ババアは日本の学校の怪談あるいは都市伝説に登場する妖怪。紫色の着物を着た老婆で、髪は長く、紫色の口紅をしている。基本的には学校のトイレに出没する。夕方の3時あるいは夜中の3時にトイレのドアを10回ノックするなど、決まったやり方で呼び出すとトイレの個室に出現する。呼び出した子供に「好きな色は何か?」などと質問してくる。「ムラサキ」と答えれば、危害を加えることなく立ち去る。しかし、そうでない場合、肝臓を抜き取られたり、異世界に連れていかれる。何も質問せずに子供を襲ってくる場合もあるが、その場合でも「ムラサキ、ムラサキ、ムラサキ」と3回唱えると退散するとも言われる。

ちなみに、中国の道教には「紫姑神」という厠の女神がいて、トイレに祀られている。紫ババアは、おそらく、この「紫姑」という言葉に由来して生み出された妖怪だと思われる。

《参考文献》

Last update: 2023/07/02

サイト内検索