ムチリンダ
分 類 | インド神話 |
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मुचिलिन्द 〔mucilinda〕(ムチリンダ)【サンスクリット】 | |
容 姿 | 大蛇。 |
特 徴 | 菩提樹で瞑想していた釈迦を風雨から守護した。 |
出 典 | - |
釈迦にぐるりと巻きついて嵐から
ムチリンダ(あるいはムチャリンダ)は仏教に登場する竜王。ゴータマ・シッダッタ(釈迦)が菩提樹の下で瞑想しているときに、ムチリンダは釈迦の偉大さに気づき、静かに見守った。ところが、暗雲が立ち込め、激しい嵐が釈迦を襲った。ムチリンダは釈迦を7周、巻きついて、釈迦の頭上に自分の頭を置いて、傘のようになって、7日間の風雨から彼を守護した。その後、人間の姿になって釈迦に帰依したとされる。図像では、釈迦を守護するように頭を傘のように掲げる大蛇の姿で描かれる。頭はひとつとされるが、5つや7つの場合もある。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2020/06/23