モニャイ
分 類 | 南米伝承(パラグアイ) |
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Moñái(モニャイ)【グアラニー語】 | |
容 姿 | 2本の角をはやした大蛇。 |
特 徴 | 頻繁に盗みを働き、盗品を洞窟に隠した。 |
出 典 | - |
大蛇、略奪の末に洞窟で燃やされた!?
モニャイはグアラニー族の神話に登場する大蛇の怪物である。悪神タウと眠りの女神ケラナの間に生まれた7体の子供の3番目の子供で、頭に2つの角をアンテナのようにはやした大蛇の姿をしている。モニャイは盗みを好み、村にやってきてはさまざまな物を盗んでいき、洞窟に盗品を隠した。頻繁にモニャイがやってきて、略奪を続けることに頭を悩ませていた村人は相談し、あるとき、ポラシーという乙女を差し向けた。モニャイはこの娘に恋をして、遂には結婚することになった。ポラシーは婚礼の儀式に兄弟たちを参列させるように言って、モニャイは兄弟たちを洞窟に呼び集めた。兄弟たちはたらふく酒を飲んで酔っ払った。ポラシーは洞窟から逃げ出そうとしたが、モニャイに気づかれた。そこでポラシーは大声で事態を村人に知らせた。その声を聞いた村人は、ポラシーもろとも洞窟に閉じ込めると火を放って兄弟たちを退治したとされる。ポラシーの魂は強烈な光になって、オーロラとなっているという。
《参考文献》
Last update: 2022/02/23