マンドゥルゴ

分 類フィリピン伝承
名 称 Mandurugo(マンドゥルゴ)【フィリピン諸語】
容 姿長い舌を持った女性の吸血鬼。
特 徴男性を魅了して妻の座に収まり、夜中に血を啜る。
出 典

マンドゥルゴのイラスト

妻の正体は吸血鬼でした!?

フィリピンにはたくさんのアスワンがいて、その多くは吸血鬼の要素を持っているが、最も吸血鬼らしい吸血鬼がマンドゥルゴである。マンドゥルゴは女性の吸血鬼で、美しい姿で健康な若者を魅了して結婚する。そして真夜中になると、日々、長い舌で男性の血を啜る。男性は次第に体重が減り、衰弱していく。周りの人が不審に思っていると、やがて男性は死んでしまう。すると、女性は鳥のような生き物になって飛び去り、また新たな獲物を探しに行く。

マンドゥルゴの舌の先は針のようになっていて、頸動脈に突き刺すという。あるいは眠っている男性の口にキスをして、舌を滑り込ませて口の中を刺す。

《参考文献》

Last update: 2024/02/23

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