ルース・マーラ

分 類南米伝承
名 称 Luz Mala(ルース・マーラ)《悪い光》【スペイン語】
容 姿ぼやっとした光。
特 徴近づくと追いかけてくる。致死性のガスを放つとも。
出 典

光になって彷徨う亡霊!?

ルース・マーラはアルゼンチン、チリ、ウルグアイなどの平原地帯に伝わる鬼火。日が暮れてから平原の地平線に近い場所に、ぼやっとした光が出現する。遠くで見ていると問題はないが、近づくと追いかけてくる。ルース・マーラはスペイン語で《悪い光》という意味で、うっかり近づくと致死性のガスを放つとも言われる。地元の勇敢なガウチョ(ウシやウマを放牧する男たち)も逃げ出すという。ルース・マーラは、殺されたガウチョの怨念で、安息を得られず、平原を彷徨い続けているという。ルース・マーラに追い掛けられたら、ナイフの鞘を口に挟んで祈りを捧げればよいとされる。

《参考文献》

  • 『南米妖怪図鑑』(文:ホセ・サナルディ,画:セーサル・サナルディ,ロクリン社,2019年)

Last update: 2021/09/26

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