ルイソン
分 類 | 南米伝承(パラグアイ) |
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Luisón(ルイソン)【グアラニー語】 | |
容 姿 | 巨大なオオカミ。 |
特 徴 | 普段はやせ細った男性。満月の夜に巨大なオオカミに変身。 |
出 典 | - |
グアラニー族に伝わる人狼伝説!?
ルイソンはグアラニー族の神話に登場する狼男である。悪神タウと眠りの女神ケラナの間に生まれた7体の子供の7番目の子供で、普段はやせ細った男性だが、火曜日と金曜日の真夜中になると、真っ黒い巨大なオオカミに変身する。そして、死体を掘り起こして食べる。邪魔する人間も殺してしまう。そして、夜明けとともに元の痩せた男性の姿に戻る。ルイソンに遭遇した人間が恐ろしさのあまり、硬直していると、ルイソンは彼らの足の下をくぐり抜ける。そうすると、その人間もルイソンの仲間入りして、狼人間になってしまうという。
南米では、ロビスオーメンという人狼が信じられているが、ロビスオーメンも、7番目の子供がなると信じられている。
グアラニー神話は文字ではなく口伝で伝えられたため、入植したヨーロッパ人の人狼伝説が大きな影響を及ぼして、本来の神話を変容させてしまった可能性も指摘されている。
《参考文献》
Last update: 2022/03/10