狐者異(コワイ)

分 類日本伝承
名 称 狐者異(コワイ)【日本語】
容 姿幽霊。涎を垂らし、血眼になっている。
特 徴生前、食い意地が張って他人の物まで食べた人が死後になる。常に食べ物を探して彷徨う。
出 典『絵本百物語』(1841年)ほか

食い意地の張った妖怪!?

狐者異(コワイ)は日本の妖怪。江戸時代の奇談集『絵本百物語』に登場する。生前に他人の食べ物まで食べるような者が、死後、その執着心を引きずってこの妖怪になるという。『絵本百物語』では、涎を垂らしながら血眼になって食べ物を捜す狐者異が描かれている。死んでも尚、店を襲って食べ物を奪い、ゴミ箱の生ゴミをあさり、我慢できないと死肉すら口にするという。

《参考文献》

Last update: 2020/09/06

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