甲府星人
分 類 | 未確認生物(UMA) |
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甲府星人(こうふせいじん)【日本語】 | |
容 姿 | 茶色いしわしわの肌で、耳が長く、銀色のスーツを着た宇宙人。 |
特 徴 | 円盤型宇宙船で山梨県甲府市に着陸し、子供たちと遭遇した。 |
出 典 | - |
円盤から降りてきた宇宙人!?
甲府星人(こうふせいじん)は1975年2月に山梨県甲府市に現れた宇宙人である。小学2年生の2人が遭遇し、肩を叩かれ、奇妙な言葉で話しかけられた。身長は120~130センチメートルほどで、茶色の肌で、顔中がしわだらけで目は確認できない。3本の銀色の牙が生え、ウサギのような尖った耳には穴があった。手の指は4本で、銀色の服を着て、足袋のような長靴を履いていた。肩からはラッパ状の銃のようなものを提げていたという。
2人は日没少し前に、オレンジ色の円盤が2機、東の上空を飛んでいるのを目撃した。そのうち1機は北に飛び去ったが、残りの1機は近づいてきて、2人の上で静止した。円盤の底から黒い筒のようなものが伸びて、カチリ、カチリと音がしたので、2人は狙われていると思って、近所の寺の境内の墓に隠れた。しばらくするとこの円盤も北に飛び去った。2人が家に帰ろうとすると、近くのブドウ畑が赤く光っていて、火事だと思った2人が近づくと、さきほどの円盤が滑空しており、やがて青白い光に変わった。円盤は乗用車くらいの大きさで、ステンレスのような銀色の物体だったという。
2人が近づくと、ドアのようなものが開き、1匹の宇宙人が降りてきた。そして、少年の肩を叩いた。その際、キュルキュルとテープレコーダーの早送りのような声を出した。2人は慌ててその場を離れたが、円盤の中にはもう1匹の宇宙人が操縦桿を握り、モニタを眺めていたという。
その後、家に戻った2人は「UFOだ!」「宇宙人だ!」と騒いだため、母親らもブドウ畑に確認に行った。すると確かに輝く物体があり、回転していた。母親が近づこうとすると、子供たちは「連れていかれちゃう」と必死に止めたという。やがて父親も駆け付けたが、すでに円盤は遠くに飛び去っていくところだったという。なお、同時刻に、甲府市環境センターの管理人やその他の同級生たちも、点滅する物体や青白い発光体が空を飛ぶのを目撃している。
後日、ブドウ畑が調査されたが、ブドウ畑のコンクリートの支柱が数本倒れ、鉄線が2、3本歪んでいた。また、地面に複数の穴があった。子供たちは着陸痕だと主張したが、明確な証拠にはならなかったようだ。その後、現場の土壌で放射性物質が測定され、天然のものとは異なる微量のβ線も検知されている。
この「甲府事件」の宇宙人は、その後、2019年に「甲府星人」と命名された。
《参考文献》
Last update: 2025/03/01