カディカマラ
分 類 | 未確認生物(UMA)、オセアニア伝承(オーストラリア) |
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Kadikamara(カディカマラ)【オーストラリア諸語】 | |
容 姿 | 3メートルの巨大な獣。サイのような身体、クマのような顔、ウサギのような前歯を持つ。 |
特 徴 | 1800年代のオーストラリア内陸の金鉱掘りたちの間で目撃されていた。 |
出 典 | - |
3メートルの巨大ウサギ!?
カディカマラはオーストラリアに棲息するとされる未確認生物(UMA)。サイのように巨大な獣で、顔はクマに似て、ウサギのような前歯を持つ。1800年代に、オーストラリア大陸の内陸の砂漠地帯に行った金鉱掘りたちの間で、3~4メートルの巨大なウサギを見たという噂話が広まっていて、これがアボリジニたちの間で伝わる幻獣のカディカマラと結びつけられた。1801年、フランスの地質学者シャルル・バリーが「デボーッ」という獣の咆哮を聞いたとされ、これもカディカマラの咆哮だという。
金鉱掘りたちの証言を元に、博物学者たちが調査を開始し、ディプロトドンという体長3メートル越えの動物の化石が発見された。ディプロトドンは最大の有袋類で、更新世後期には絶滅しているが、UMA研究家たちは、このディプロトドンが現在も生き残って目撃されているのではないか、と信じている。
《参考文献》
- 『UMA解体新書』(著:實吉達郎,新紀元社,2004年)
Last update: 2021/09/30