イピリア
分 類 | オセアニア伝承(アボリジニ) |
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Ipiria(イピリア) | |
容 姿 | 髪の毛とヒゲをはやした虹色の巨大なヤモリ。 |
特 徴 | 雨期の到来を告げる精霊。 |
出 典 | - |
乾期を終わらせ、雨期の開始を告げる精霊!?
イピリアはオーストラリア先住民に崇拝していたヤモリの精霊。髪の毛とヒゲをはやした虹色に輝く巨大なヤモリで、普段は沼の底で眠っている。しかし、1年に一度だけ沼から這い出して、草と水で腹を満たすと、腹の中のものを一気に空に吹き上げる。そうすると、それが雨雲に変わって、大地に大雨を降らす。これによって乾期が終わり、雨期が始まる。雨期は大地に豊穣をもたらす。雷鳴はイピリアの鳴き声であると信じられた。
イピリアの棲む沼は聖域で、人間が足を踏み入れると、乾季が終わらなくなると言われており、イピリアの棲息する沼に立ち入ることは禁忌とされた。
『幻想動物事典』の記述に由来する日本語のウェブサイトは多数見つかるが、英語のウェブサイト等では確認できなかったので、詳細は確認中。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2020/05/05