虹蜺(ホォンニィ)
分 類 | 中国伝承 |
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虹蜺〔hóngní〕(ホォンニィ)【中国語】 虹霓〔hóngní〕(ホォンニィ)【中国語】 虹蜺(こうげい)、虹霓【日本語】 | |
容 姿 | 2匹の7色のヘビ。 |
特 徴 | 空に架かる虹。 |
出 典 | - |
空に架かる虹の正体は龍!?
虹蜺、虹霓(ホォンニィ、こうげい)は中国の龍の一種。中国では、空に架かる虹そのものを龍と考えた。虹(ホォン)は、はっきりと見える主虹、蜺(ニィ)、あるいは霓(ニィ)は、その外側に薄く見える副虹のことで、古代中国では、これらをそれぞれ雌雄の蛇、または竜と考えた。虹が雄で、蜺、あるいは霓が雌である。どちらも虹色に輝く7色の龍で、これが空に出現することで虹ができるとされた。
虹蜺が空から頭を下げて地上にやってくることもある。晋王朝時代には、突然、虹が家の中に入り込み、釜の中の水を飲み始め、主人が珍しがって酒を振る舞うと、黄金を残して去っていったという話がある。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2020/09/06