ホーリー・スピリット
分 類 | ユダヤ・キリスト教 |
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רוח הקודש 〔ruacḥ ha-qodesh〕(ルーアッハ・ハ・コデシュ)【古代ヘブライ語】 Άγιο Πνεύμα 〔Hagio pneuma〕(ハギオ・プネウマ)【古代ギリシア語】 Holy Spirit(ホーリー・スピリット)《聖霊》【英語】 | |
容 姿 | 白い鳩の姿をとる。 |
特 徴 | 神の力。父なる神から発して人間に宿り、信仰心を起こさせる。 |
出 典 | 「マタイによる福音書」ほか |
聖母マリアは聖霊によってイエスを身籠った!?
ユダヤ教はヤハウェを唯一神とするが、キリスト教の多くの教派では、ナザレのイエスを神の子としてその神性を認め、父なる神(ヤハウェ)、神の子(キリスト)、そして聖霊(ホーリー・スピリット)を三位一体として崇拝する。
正直、キリスト教の三位一体の概念を理解するのは難しい。聖霊は神であるが、父、子、聖霊のそれぞれが別々の神なわけではなく、一体である。そして、神の位格(ペルソナ)のひとつではあるが、父なる神が聖霊に化身しているわけでもない。また、父、子、聖霊に序列はなく、同質であると説明される。なかなかイメージしにくいが、要するに、聖霊は神の力であり、父(および子)から発出し、人間に宿って、人間の中に信仰心を起こさせる存在である。
「マタイによる福音書」などでは、聖霊が鳩の姿をとって降ったなどと言われるため、しばしば宗教画などでは、光り輝く白い鳩の姿で描かれることが多い。受胎告知のシーンを描いた絵画などでも、天使ガブリエルとともに白い鳩が添えられていることが多い。聖母マリアは聖霊によってイエスを身籠ったと説明される。
《参考文献》
Last update: 2022/04/13