ギーヴル
| 分 類 | フランス伝承 |
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Guivre(ギーヴル)【フランス語】 | |
| 容 姿 | 角を生やした大蛇。 |
| 特 徴 | 水辺に棲息して毒を撒き散らす。人間の裸に恥じらって逃げる。 |
| 出 典 | - |
水辺に毒を撒き散らす大蛇!?
ギーヴルはフランス伝承に登場する大蛇。主にフランス北部やノルマンディー地方に伝わっているのがギーヴルで、東部のフランシュ=コンテ地方ではヴイーヴルと呼ばれているようだ。語源的にはどちらもラテン語で《毒蛇》を意味するvipera(ウィーペラ)に由来するが、ヴイーヴルが翼を持つのに対して、ギーヴルは翼のない大蛇の怪物として描かれることが多い。頭に角を生やした姿で描かれることが多い。
ギーヴルは井戸や泉、池、あるいは森の湿地帯に棲息しており、吐く息は猛毒で、彼女が浸かった水は猛毒に変わり、家畜や人間が汚染して死に至ると恐れられた。
ギーヴル、裸に恥じらって仕留められる!?
フランスの古い伝説に、マセ・ド・ラ・ブリエールの物語というのが知られている。
ノルマンディー地方にギーヴルが現れ、猛毒で近隣の泉や井戸を汚染し、村人や家畜が次々と死んでいった。騎士たちも近づけずにいた。
地元の騎士マセ・ド・ラ・ブリエールが立ち上がった。彼は非常に勇敢だったが、力だけでは勝てないことを悟り、ギーヴルが人間の裸体を極端に嫌うという古い言い伝えを信じることにした。マセはギーヴルの棲む泉に向かうと、鎧も服も全て脱ぎ捨てて、完全に丸裸になった。ギーヴルは飛び掛かろうとしたが、マセの裸を見た瞬間、激しい嫌悪感と恥じらいで硬直した。マセは怪物が怯んだ隙をついて、剣で一気に怪物を仕留めたという。
アルファロメオのロゴもギーヴル!?
イタリアのミラノ領主ビスコンティ家の紋章には、人を呑み込む大蛇(ビショーネ)が描かれているが、フランスではこれはギーヴルだと定義されている。この図像は現代のアルファロメオのロゴにも受け継がれている。
《参考文献》
Last update: 2026/05/05
