グレンデル
分 類 | イギリス伝承 |
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Grendel(グレンデル)【英語】 | |
容 姿 | 巨人。 |
特 徴 | |
出 典 | 『ベーオウルフ』ほか |
ベーオウルフに登場する人喰い巨人!?
グレンデルはイギリスの叙事詩『ベーオウルフ』に登場する強力な鉤爪を持った人喰い巨人。デンマークの人里離れた沼沢地の洞窟をねぐらにしていたが、あるとき、ねぐらの近くにフロースガール王によってヘオロット宮という城が建った。連日連夜、王さまが祝宴を開くため、騒々しくなったと腹を立て、グレンデルは毎晩、城にやってきては人間を1人ずつ喰い殺していった。その噂を聞きつけた英雄ベーオウルフはヘオロット宮の警護を申し出る。やがてやってきたグレンデルに、警護の兵士たちが次々と殺されたが、ベーオウルフは素手でグレンデルの片腕をもぎ取った。グレンデルは慌てて母親の許へ逃げ帰った。グレンデル以上に恐ろしいグレンデルの母親だったが、ベーオウルフによって母子ともども返り討ちにされてしまった。切り落とされたグレンデルの首は槍の先に掲げられたが、あまりにグレンデルの頭が巨大だったため、掲げるのに4人の兵士が必要だったという。
《参考文献》
Last update: 2009/10/31