ギズモ

分 類サイエンス・フィクション
名 称 gizmo(ギズモ)《あれ、やつ》【英語】
容 姿無色透明のガス状の生命体。
特 徴窒息させて周辺の生き物を殺し、腐敗して生じたガスを食べる。
出 典マレイ・ラインスター『ガス状生物ギズモ』(1958年)ほか

謎のガス状生命体!?

ギズモはマレイ・ラインスターのSF小説『ガス状生物ギズモ(War With The Gizmos)』(1958年)年に登場する謎の生命体。その姿は目には見えず、ガス状で、人間や家畜の鼻や口を塞いで窒息させる。そして、死体が腐った際に生じる腐臭を食べて生きている。アメリカ各地に出没した。布などで包んで圧し潰したり、火で燃やしたりすると死ぬ。ギズモは、集団行動をしたり、捕らえられた仲間を助けようとしたり、火に対抗する手段として土砂を運ぶことを覚えたりと、ある程度の知性を持つ。

ギズモは、エニックス社のゲーム『ドラゴンクエストⅢ』以降、定番のモンスターとして登場する。灰色の雲や煙のような魔物で、おそらく『ガス状生物ギズモ』からの着想だろう。宙を漂い、メラの呪文や体当たりなどで襲い掛かってくる。また、『DQモンスターズ』では火の息や冷たい息などを吐いて攻撃する。

ちなみに、gizmo(ギズモ)というのは《あれ》とか《やつ》みたいな名前が分からないときに用いる英語のスラングである。

《参考文献》

Last update: 2023/07/17

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