ガウィガウェン
| 分 類 | フィリピン伝承 |
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Gawigawen(ガウィガウェン)【フィリピン諸語】 | |
| 容 姿 | 6つの頭を持つ巨人。 |
| 特 徴 | 首狩り族の長で、不思議なオレンジの木を所有している。 |
| 出 典 | 『アダセンのガウィガウェン』ほか |
6つの頭を持つ巨人!?
ガウィガウェンはフィリピン伝承に登場する巨人。フィリピン北部のティンギアン族に伝わる6つの頭を持つ巨人である。アダセンと呼ばれる魔法の土地を支配し、魔法のオレンジの木を所有している。「空の半分の大きさ」と形容される巨大な首切り斧を持っていて、彼の土地の門や壁は、これまでガウィガウェンが狩った敵の頭がたくさん飾られているという。
ティンギアン族の伝承『アダセンのガウィガウェン』によれば、英雄アポニトラウには妻のアポニボリナイェンがいたが、妻は病に伏せてしまい、ガウィガウェンが所有する魔法のオレンジを食べたがった。英雄アポニトラウは妻の願いを叶えるために旅に出て、みんなが警告する中、それを無視して巨人ガウィガウェンの土地に到達したが、結局、ガウィガウェンに殺されてしまう。
息子のカナグは父の仇を討つために旅立つ。ガウィガウェンが巨大な首切り斧を振り回すが、カナグはアリに変身して攻撃を躱すと、1つ1つ、ガウィガウェンの頭を斬り落としていった。そして、最後の1つの頭だけ残すと、父親の居場所を吐かせた。アポニトラウの皮は太鼓の面にされており、髪は家の屋根に、頭は門の上に飾られていた。身体は家の下に埋められていた。カナグは父親の身体の部位を全て集めて魔法で父を蘇らせると、ガウィガウェンの最後の1つの頭を斬り落として退治したという。
ちなみに、アポニトラウはガウィガウェンに挑む前に、ギアムボランという10つの頭を持つ巨人に挑んでおり、こちらの巨人は退治している。
《参考文献》
- The Aswang Project: A Compendium of Creatures from Philippine Folklore & Mythology(英語)
- Art & Fiction + Philippine Folklore & Mythology: Monsters & other supernatural beings from Filipino folklore & myths(英語)
Last update: 2026/05/05
