コカドリーユ
分 類 | フランス伝承 |
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Cocadrille(コカドリーユ)【フランス語】 | |
容 姿 | 小型のトカゲ。巨大化する。 |
特 徴 | 巨大化して毒を吐き出す。 |
出 典 | ジョルジュ・サンド『田舎の夜の幻』ほか |
巨大化して猛毒を吐き出すトカゲ!?
コカドリーユはフランス伝承に登場する怪物。バジリスク(バジリスコス)の亜種で、猛毒を持つ。フランスの作家ジョルジュ・サンドが、中部フランスの伝承をいろいろと収集しているが、彼女は『田舎の夜の幻』の中で、コカドリーユの伝承を紹介している。これは疫病を流行らせる恐ろしい怪物ということになっている。姿は小さなトカゲだが、一目につかないところを歩き回り、一晩で信じられないほどの大きさになる。そして口から毒を吐き出して、疫病を流行らせるというのである。この怪物は鉄砲も大砲も効かないとされ、退治する方法は、棲んでいる沼地を干上がらせてしまうか、兵糧攻めにするしかないのだという。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2020/09/02