チョッゲンマッガー

分 類近代文学(オズ・シリーズ)
名 称 Choggenmugger(チョッゲンマッガー)【英語】
容 姿大きな顎と鋭い歯を持ち、全身が分厚い鱗で覆われた怪物。
特 徴凶暴な怪物で、島中のヘビ、ワニ、ドラゴンを食べ尽くした。
出 典ライマン・フランク・ボーム『オズのパッチワーク娘』(1916年)ほか

ピンガリーの魔法の真珠に退治された恐ろしい怪物!?

チョッゲンマッガーはライマン・フランク・ボームのオズ・シリーズの10作目『オズのリンキティンク』に登場する怪物。レゴス島の森に棲む凶暴な獣で、広い顎と4列の鋭い歯を持ち、全身、分厚くて硬い鱗で覆われていた。古くから生きていて、森の沼地に棲むヘビやワニ、ドラゴンを全部、食べてしまった。遭遇した人は己の不幸を嘆いて食べられるしかなかった。

この森の近くに棲んでいた炭焼きのニコボブは、あるとき、偶然、靴を拾った。この靴の中には、ピンガリー王国に伝わる魔法の真珠が2つ隠されていた。何も知らないニコボブは、偶然、チョッゲンマッガーに遭遇した。ピンクの真珠の力によって守護されたニコボブはチョッゲンマッガーに傷つけられることはなく、また、青い真珠の力で大いなる力を得て、持っていた斧でチョッゲンマッガーを退治した。

ジョン R. ニールの挿絵では、巨大なヘビのような尻尾をニコボブが切り刻んでいる。しかし、それだけしか挿絵がないので、実際、どういう姿をした怪物なのかは明確ではない。

《参考文献》

Last update: 2021/06/17

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