チェシャー・キャット
分 類 | 近代文学(アリス・シリーズ) |
---|---|
Cheshire cat(チェシャー・キャット)【英語】 チェシャ猫(チェシャネコ)【日本語】 | |
容 姿 | ニヤニヤ笑いの猫。 |
特 徴 | 自由に姿を消したり出現したりできる。 |
出 典 | ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(1865年)ほか |
ニヤニヤ笑いを残して消える!?
チェシャー・キャット、あるいはチェシャ猫は、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』に登場する猫。歯を見せたニヤニヤ笑いを浮かべ、自分の身体を自由に消したり出現させたりできる。アリスが公爵夫人の家を訪れたとき、ニヤニヤ笑いを浮かべた茶色い猫を目撃する。その後、公爵夫人の家から出ると、不意に木の上にチェシャ猫が出現し、帽子屋と三月ウサギの家について情報提供した後、ニヤニヤ笑いだけを残して消える。ハートの女王はチェシャ猫の不敬から「首を刎ねろ!」と死刑執行人に命じるが、チェシャ猫は空中に顔だけで出現していて、首を切ることができない。やがて、チェシャ猫は姿を消してしまう。
《参考文献》
- 『ふしぎの国のアリス』 (著:ルイス・キャロル,訳:高杉一郎,講談社文庫,1983年)
Last update: 2021/09/08