ブロッブ

分 類現代ファンタジーサイエンス・フィクション
名 称 blob(ブロッブ)《ブヨブヨ、ネバネバ》【英語】
容 姿アメーバのような不定形の怪物。赤い色をしている。
特 徴隕石に付着して地球にやってきて、生き物を喰らって巨大化する。
出 典映画『人喰いアメーバの恐怖』(1958年)ほか

巨大なドロドロの怪物が人々を襲って消化する!?

ブロッブはSFホラー映画『人喰いアメーバの恐怖(The Blob)』(1958年)、続編『悪魔のエイリアン(Beware! The Blob)』(1972年)に登場する宇宙生物。赤い色をした粘菌状の不定形の生命体で、アメリカの田舎町に落下した隕石に付着して地球にやってきた。周辺の生物を体内に取り込んで消化し、巨大化していく。身体の形を自在に変えられるため、ダクトなどの狭い空間を移動して相手を襲う。半固体であることから、銃弾や爆弾は効かない。類似のモンスターであるスライムは火に弱い特徴があったが、大気圏を突破しているブロッブは熱には強い。その一方で、凍ることに対しては脆弱で、最終的には南極の氷に閉じ込めることで退治された。

ちなみに、映画は1958年の公開だが、J.P.ブレナンの短編ホラー小説『沼の怪(スライム)』(1953年)に登場するスライムとの類似性が指摘されて裁判にもなっている。なお、英語のblobは擬態語の一種で、日本語の《ブヨブヨ》とか《ネバネバ》みたいな意味である。

《参考文献》

Last update: 2024/06/20

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