ポミョ(梵魚)

分 類朝鮮伝承
名 称 범어beom-eu〕(ポミョ)《梵魚》【朝鮮語】
容 姿金色に輝く魚。
特 徴上空を及び、稀に地上に降りてくる。
出 典『東国輿地勝覧(トングク・ヨジスンナム)』(1481年)ほか

天を泳ぐ金色の魚、地上に降り立つ!?

ポミョ(梵魚)は天に棲んでいる金色の魚。光り輝き、眩しくて長く直視はできないとされる。また、常に神秘的な五色の雲が伴っているという。

ポミョは基本的には空高くを泳いでいるが、ごく稀に地上に降りてきて、地上の水辺を泳ぐこともある。ポミョが泳いだ水は金色に変わることがあるという。

『東国輿地勝覧』の第23巻には、金井山(クムジョンサン)とポミョの話が載っている。釜山(プサン)の金井山(クムジョンサン)には大きな岩が聳え立っていて、その天辺の平らな部分には小さな窪みがあった。周囲が10尺(約3メートル)、深さは7寸(約21センチメートル)ほどの窪みだが、不思議なことに、常に澄んだ水が湛えられていて、決して枯れることはなかった。また、水の色は金色を帯びることもあったという。

実は、これには理由があった。かつて1匹のポミョが五色の雲とともに降りてきて、この井戸で遊んだのだという。魚が水面を跳ねる音は、澄んだ鐘の音、あるいは読経の声のようだったとも言われている。

この出来事のため、山は金井山と命名され、山麓には梵魚寺(ポミョサ)が建立されたのだという。

梵魚寺の場所

《参考文献》

  • 『한곡 요괴 도감』(著:고성배,2019年)(韓国語)

Last update: 2026/01/16

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