オーソ・ワン
分 類 | 北米伝承、サイエンス・フィクション |
---|---|
Ausso One(オーソ・ワン)【英語】 アウッソ【日本語】 | |
容 姿 | 黄色っぽい肌の宇宙人。右手がドリルのようになっている。 |
特 徴 | ヒグドン氏を惑星に誘拐した。 |
出 典 | - |
宇宙人、ヒグドン氏を誘拐する!?
オーソ・ワンはアメリカのワイオミング州に現れた宇宙人。日本の書籍ではそのまんまカタカナ読みして「宇宙人アウッソ」として紹介されることが多い。
1974年10月にワイオミング州のローランズで行方不明になっていたカール・ヒグドン氏が救助された。記憶障害があったが、その後の事情聴取のと退行催眠で、ヒグドン氏はオーソ・ワンと名乗る宇宙人に一時的に拘束されていたと証言した。
彼の証言によれば、ヒグドン氏はメディスンボウ国立公園でヘラジカ狩りを楽しんでいたが、ライフルの引き金を引いたとき、急に音がしなくなり、弾丸の動きが緩慢になって、最終的には弾丸が宙に浮いているような感覚になった。気付くと自分も周囲もスローモーションのようになっていた。そのとき、後ろから話しかけられたという。それがオーソ・ワンと名乗る宇宙人で、直接、頭の中に英語で語りかけてきたという。
オーソ・ワンは黄色っぽい肌の宇宙人で、身長6フィート程(約1.8メートル)。顎のようなものはなく、頭が首と一体となっており、耳や鼻、眉などはなく、小さい目とスリット状の口があり、額には触角があり、そして頭頂部からは藁のような硬くて粗い毛がはえていた。スキューバダイバーのようなピッタリとしたスーツを身に着け、右手にはドリルのようなものがあり、左手には何もなかったという。
その後、ヒグドン氏は宇宙人に誘われて、立方体型の宇宙船に乗せられた。オーソ・ワンの棲む惑星までは16万3,000光年離れていると説明されたが、ヒグドン氏によれば、到着まで1分も掛からなかったという。そこでヒグドン氏は装置をつけられて身体をスキャンされたが、「帰ってもよい」と言われて、地球に戻されたという。その後、ヒグドン氏は意識を失い、トラックの中で衰弱して記憶障害になっている状態で発見された。そして、退行催眠によって、記憶を取り戻して、宇宙人との遭遇を証言するに至った。
ヒグドン氏は、オーソ・ワンはおそらく繁殖目的で人間を連れて行ったのだと推察していて、彼自身が若くなかったために不適合と判断されて地球に戻されたのだと語った。
ヒグドン氏とオーソ・ワンとの遭遇は「ヒグドン事件」と呼ばれているが、実際に不自然に押し潰された弾丸が証拠として押収されている。また、ヒグドン氏は過去に結核で肺に傷があったが、宇宙人との遭遇後、傷がなくなっているとの報告もある。また、腎臓結石も治っていたという。
《参考文献》
Last update: 2024/11/13