アラナ・アキノ

分 類フィリピン伝承
名 称 Alanna Aquino(アラナ・アキノ)【タガログ語】
容 姿普段は女性。夜に獣に変身。
特 徴精液と愛液の両方を好む妖怪。
出 典

フィリピンの両刀遣いの妖怪!?

アラナ・アキノはフィリピン伝承に登場する女の妖怪。カピス州、アンティーケ州、イロイロ州など、ビサヤ諸島に棲息する変幻自在の妖怪で、日中は人間の女性の姿のまま、人々に交じって普通に生活をしている。しかし、夜になると黒犬や豚、コウモリなどの動物に変身して、獲物を探して放浪する。アラナ・アキノが好むのは男性の精液や女性の愛液である。眠っている男性の下腹部にとりついて男根を啜るときもあれば、女性の膣を長い舌で舐めるときもある。この妖怪は男女問わず、どちらにも食指を動かすようだ。襲われたからと言って命を奪われるようなことはない。むしろ眠っている人間は一晩中、快感を得られるのだという。

なお、フィリピンでは「アラナ」は普通の女性名であり、「アキノ」もよく知られた苗字であるので、同姓同名の人物も多数、実在する点は留意が必要だ。日本で言えば、カシマさん(カシマレイコ)みたいなものだろうか。

《参考文献》

Last update: 2022/05/15

サイト内検索