サラスヴァティー

分 類インド神話
名 称 सरस्वतीsarasvatī〕(サラスヴァティー)【サンスクリット】
弁才天(べんざいてん)【日本語】
容 姿4本腕の女神。本(ヴェーダ)や琵琶を持つ。
特 徴インド神話の川、知恵、芸術の女神。
出 典『リグ・ヴェーダ』ほか

インド神話の知恵の女神!?

サラスヴァティーはインド神話で芸術や学問、知を司る女神。元々はサラスヴァティー川の化身で、『リグ・ヴェーダ』にも登場する古い女神。流れる水の癒しや浄化の力を司っている。4本の腕を持ち、数珠、ヴェーダ(知識の象徴)、ヴィーナ(琵琶のような弦楽器)を持つ。デーヴァナーガリー文字を創造した。

ヒンドゥー教に入ってからは創造神ブラフマーの妻となった。ブラフマーが自らの体からサラスヴァティーを創造したが、あまりの美しさのため妻に娶ろうとした。サラスヴァティーがあちことに逃げるため、それを目で追おうとブラフマーは前後左右に顔を造り出したとされる。

仏教に取り込まれ、弁才天(べんざいてん)となった。日本では七福神のひとつとしても親しまれている。

《参考文献》

Last update: 2020/06/06

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