ナウエリート

分 類未確認生物(UMA)南米伝承
名 称 Nauelito (ナウエリート)【スペイン語】
※ ナウエル・ウアピ湖に由来。ナウエルは現地のマプチェ語で《ジャガー》のこと。
容 姿5~7メートルの首長竜の姿。
特 徴ナウエル・ウアピ湖に棲息する水棲未確認生物。1910年に目撃された。
出 典

南米版ネッシー!?

ナウエリートはアルゼンチン南端のパタゴニア地方ナウエル・ウアピ湖に棲息しているといわれる未確認生物(UMA)。ナウエル・ウアピ湖は水深400メートル以上あるとされ、非常に澄んだ氷河湖である。ナウエリートは体長は5~7メートルとされ、細長い大蛇のような首を湖面に突き出して、真っ直ぐに泳ぐ。背中にはコブがあり、ヒレを持つされる。体色は黒や茶色で、その姿から、プレシオサウルスの生き残りとされている。

スコットランド・ネス湖のネッシーに似ているが、ネッシーの目撃が報告されるようになるのは1933年以降であるが、パタゴニア地方の湖に水棲生物がいる可能性は、1897年にクレメンテ・オネッリ博士が報告しており、その後、1910年にジョージ・ギャレットが5~7メートルの生物がナウエル・ウアピ湖から首を出す姿を目撃するなど、実はネッシーよりも未確認生物としての歴史は古い。1922年に足跡が発見されたことで、ブエノスアイレス市動物園が本格的に調査に乗り出し、大騒動になった。しかし、結局、何も成果が得られなかった。

その後、1988年には真偽不明のナウエリートの写真が3枚、撮影されている。そこには大きなコブを持った生物の写真が写っている。

《参考文献》

  • 『南米妖怪図鑑』(文:ホセ・サナルディ,画:セーサル・サナルディ,ロクリン社,2019年)

Last update: 2021/09/19

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