リトル・グリーン・マン

分 類サイエンス・フィクション(宇宙人)
名 称 Little green man(リトル・グリーン・マン)《小さな緑色の人間》【英語】
容 姿小型の宇宙人。肌は緑色。頭にアンテナがついているものが多い。
特 徴「空飛ぶ円盤」の搭乗者。
出 典

リトル・グリーン・マン!

空飛ぶ円盤に乗っている宇宙人!?

リトル・グリーン・マンは小さな人型の宇宙人。緑色の肌で、頭にアンテナがついているものが多い。1950年代に「空飛ぶ円盤」が次々と報告されるようになって、その搭乗者として、リトル・グリーン・マンが言及され、ステレオタイプな宇宙人となった。元々は19世紀末から20世紀初頭の文学作品などに登場する森の妖精やゴブリンなどの超自然的存在を指して用いられていたが、次第に空飛ぶ円盤の搭乗者として用いられるようになった。1920年代から流行したスペースオペラ作品にしばしば登場するようになった。オーソン・ウェルズのラジオ放送『宇宙戦争』でも「13人の小さな緑色の男たち」が宇宙船から降り立ち、また宇宙船に乗って飛び去ると言った説明がなされている。1955年のホプキンスビル事件では、ケンタッキー州ホプキンスビル市ケリーで、2人の男性が宇宙人と遭遇したと報告された。証言によれば、身長は1メートル以下で、光沢のある銀色の人型の宇宙人だった。しかし、多くの新聞記事ではこの宇宙人を「リトル・グリーン・マン」と呼んで報道した。すでに「リトル・グリーン・マン」が肌の色を通り越して、宇宙人の一般名詞になったことを意味している。

1960年代から、宇宙人は緑色から灰色の肌になり、グレイなどと呼ばれるようになる。現在ではグレイ型の宇宙人がステレオタイプになっているが、たとえば『トイ・ストーリー』シリーズにはクレーンゲームの景品の3つ目のエイリアンの人形が登場するが、これは完全にリトル・グリーン・マンであり、頭にはアンテナがついている。

《参考文献》

Last update: 2020/05/02

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