カラドリオス

分 類古代・中世博物誌
名 称 Χαραδριός (カラドリオス)【古代ギリシア語】
Caladrius(カラドリウス)【ラテン語】
容 姿真っ白い鳥。
特 徴病人を診断し、助かる見込みがあれば病気を治す。
出 典プリーニウス『博物誌』(77年)ほか

病人を診断し、治療する白い鳥!!

カラドリオスはアリストテレースやプリーニウスなど、古代ギリシアやローマの著述家たちが記した不思議な鳥。真っ白い鳥で、病人の下を訪れ、診断と治療を行なう。チドリの一種とされる。しばしば首の周り、尾の付け根、足は黒いとされる。

病人がいるところへ飛んできて、手遅れだと判断すると背を向ける。けれども助かる見込みがあると判断するとクチバシから病気を吸い取って、空高く飛び上がり、大気中に病気を吐き出すのだという。

中世ヨーロッパでも神の使い、あるいはキリストそのものとして信じられていた。

《参考文献》

Last update: 2021/09/04

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