ジャッカロープ
分 類 | 北米伝承、未確認生物(UMA) |
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Jackalope(ジャッカロープ)【英語】 | |
容 姿 | シカの角を生やした野ウサギ。 |
特 徴 | ワイオミング州で剥製が残される。 |
出 典 | - |
アメリカで角の生えた野ウサギの剥製!?
ジャッカロープはアメリアのワイオミング州などに棲息するとされる未確認生物(UMA)である。シカのような2本の角を生やした野ウサギである。jackalope(ジャッカロープ)の語はjackrabbit(ジャックラビット)《野ウサギ》とanthelope(アンテロープ)《レイヨウ》を組み合わせた造語である。
ニューヨーク・タイムズ紙によれば、1930年代にヘリック兄弟が制作した剥製が起源だとされる。この剥製がワイオミング州ダグラスのホテルに展示されていたのが最初だとされる。
ジャッカロープを撮影したとされる写真はたくさん残されている。また、ウサギの剥製にシカの角をつけた作り物もたくさん作られていて、現在でもお土産として販売されている。
角を生やしたウサギの起源とは!?
角があるウサギという発想の根源には、ウサギの皮膚病があると考えられている。ショープ乳頭腫ウイルスに感染したウサギは、身体から角が生えているように見えることもある。2005年にアメリカで発見された角の生えたウサギの死骸はジャッカロープだと騒がれたが、獣医の調査の結果、乳頭腫ウイルスに感染していたことが判明している。
アラビア伝承のアルミラージは額から1本の黒くて長い角を生やしており、ドイツのヴォルパーティンガーは2本の角と翼を生やしたウサギである。
《参考文献》
Last update: 2023/01/21