ビッグフット
分 類 | 未確認生物(UMA)、北米伝承 |
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Bigfoot(ビッグフット)《大きな足》【英語】 | |
容 姿 | 二足歩行をするたくましい褐色の獣人。身長は2~3メートル。 |
特 徴 | アメリカ各地でたくさん目撃されている。 |
出 典 | - |
ロッキー山脈の雪男!?
ビッグフットはアメリカやカナダで目撃される獣人型の未確認生物(UMA)。ヒマラヤの雪男がイエティなら、アメリカの雪男はビッグフットである。ロッキー山脈を中心に、北アメリカ大陸全土で目撃される。身長は2~3メートルで、二足歩行する。非常にたくましく、褐色の毛を生やしている。強烈な体臭を放つ。アメリカ各地で次々と足跡が発見されており、石膏型は膨大な量がある。40センチメートル以上の足跡も多数、見つかっている。このことから「ビッグフット」と命名されている。
目撃としては、1924年にワシントン州のエイプ・キャニオンで数名の石炭坑夫が遭遇して銃撃戦を繰り広げたと記録されている。1940年にはネバダ州の牧場が襲撃されている。1962年にも、カルフォルニア州で、家の中に押し入ろうとして、ドア越しに戦ったビッグフットとの遭遇譚が残っている。非常に野獣的かつ攻撃的な報告が多い。最も有名なのは、1967年10月にパターソンとギムリンがカリフォルニア州のブラフ・クリークでビッグフットを捜索中に雌のビッグフットと遭遇し、8mmフィルムで動画を撮影している(パターソン・ギムリン・フィルム)。目撃のピークは1970年代だが、これまでにアメリカ各地で3,000件以上の目撃が寄せられている。
現地の北米先住民の間には「サスカッチ」と呼ばれる毛深い巨人の伝承が伝わっていて、ビッグフットと同一視されている。カナダの森林地帯に棲む人喰い巨人のウェンディゴも類似のものとされる。
ちなみに、こういう獣人型の未確認生物の場合、大抵、その正体として未確認の「類人猿」が挙げられるが、北米大陸には今も昔も大型の類人猿は存在しておらず、化石も発見されていない。
《参考文献》
- 『UMA解体新書』(著:實吉達郎,新紀元社,2004年)
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2022/01/09