ベア・レイク・モンスター

分 類未確認生物(UMA)北米伝承
名 称 Bear lake monster(ベア・レイク・モンスター)《ベア湖の怪物》【英語】
Isabella(イザベラ)【英語】
容 姿全長12メートルで短い脚を持った水棲の怪物。
特 徴ベア湖で目撃された怪物。
出 典

ネッシーよりも古い水棲の未確認生物!?

水棲の未確認生物で最も有名なのはスコットランドのネス湖に棲息するとされるネッシー(ロッホ・ネス・モンスター)だ。最初の目撃は1933年5月にマッケイ夫妻の目撃談で、これが新聞に掲載されてイギリスで大きな話題となった。しかし、ネッシーが話題になるよりも60年以上も前に、アメリカのユタ州とアイダホ州の境界にあるベア湖では、怪物目撃の記事が新聞を賑わせていた。それが1868年のデザレット誌で、記事によれば、アメリカ先住民が「水の悪魔」と呼んでいた水の怪物を白人入植者も目撃したというものだ。ソルトレークシティは大騒ぎになり、その後、複数の目撃情報が集められ、遂にはモルモン教の大管長ブリガム・ヤングが調査を開始するに至った。

ベア・レイク・モンスターは全長40フィート(約12メートル)以上あり、18インチ(約46センチメートル)ほどの短い脚を持つ。水中では機関車よりも速く泳ぐとされる。ウマを襲うのも目撃されているため、凶暴と言える。最初の記事を書いたジョセフ・C・リッチが26年後に「記事は嘘だった」と白状したが、その後も目撃情報は寄せられた。1996年にはコンテストで「イザベラ」という名称を与えられている。現在、ベア湖は観光名所となっているが、2002年を最後に怪物の目撃情報は途絶えている。

なお、近隣のグレートソルト湖では、1877年にノース・ショア・モンスターという水棲生物が目撃され、報告されている。

《参考文献》

Last update: 2022/01/10

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