2016年4月11日 TSUTAYA初体験(笑)。

大学時代、演劇をしていた頃、音響担当になったときには、GEOでCDをレンタルしてBGMを探したことがある。でも、これまでの人生の中でボク自身のためにCDをレンタルしたことってなかった。DVDもそうだ。欲しいものは買う。逆に言えば、買おうと思うほどに魅力的じゃないものには触れない人生だ。そういう主義でやってきたわけではないのだけれど、何となく、そうやって生きてきた。

今日、TSUTAYAの窓口で緊張しながら会員カードを作って、CDレンタルを初体験してみた。ほとんどベスト・アルバムを選んで借りた。2014年と2015年のOriconのCDアルバムの100位に入っている売れ線のアーティストを事前にピックアップして、その人たちのベスト・アルバムを選んだ格好だ。

最近、海外に行く。執務室で音楽を聴くこともある。iPhoneにMP3を放り込んで、Bluethoothのスピーカで流して、みんなで楽しく共有する。ボクのチョイスは変なので、イマイチ、みんなが満足しているのかよく分からない。売れ線を流してやれば、もっと盛り上がるのではないか。もっと言えば、ボクも大人になったのだから、もっと売れ線を聴いてもいいのではないか、と丸くなったのである。聴く音楽のセレクトに敢えて個性を出さなきゃいけないほど、個性に枯渇していないことに気が付いた。AKB48や福山雅治、西野カナ、いきものがかりを聴いたって、別にいいじゃん、と思うようになった。

教養としてクラシック音楽を聴こうとか、JAZZも聴いてみようかとか、雅楽も嗜んでおこうか、という発想に近いと思う。ベストセラーの本を読んでみようか、とか、ね。ふふふ。

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それにしても、最近のベスト・アルバムって、3枚組とか4枚組とかが多い。それって、本当にベスト・アルバムか? もっと厳密にベストなものを選んだ方がいいのでは? 「選んだんだけど絞り込めませんでした」というのは恥ずかしいことだ、と思う。