ウリエル

分 類ユダヤ・キリスト教
名 称 אוּרִיאֵל‎ʾûrîʾēl〕(ウリエール)《神の光・炎》【ヘブライ語】
容 姿本や巻き物を持った天使。
特 徴業火で地獄の罪人を苦しめる。最後の審判では全ての魂を審判の席に着かせる。エデンの園の門番。
出 典『エチオピア語エノク書』、『第四エズラ書』、『ペトロの黙示録』ほか

地獄で罪人を苦しめる天使!?

ウリエルはユダヤ教及びキリスト教の天使。聖書の正典には登場しないが、旧約聖書外典『エチオピア語エノク書』『第四エズラ書』、新約聖書外典『ペトロの黙示録』などで言及され、ミカエル、ガブリエル、ラファエルと並んで四大天使、あるいは七大天使として数えられる(四大天使以外は資料によって異なる)。

『エチオピア語エノク書』では、エノクが天国を訪問した際に、ウリエルが案内役を務めている。地上に降り立った天使たちが邪悪を働いたため、神はミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルを地上に遣わしたが、ノアに洪水が迫っていることを報せたのはウリエルだったという。『アダムとイヴの生涯』では、ウリエルは炎の剣を持ってエデンの園の門を守護している。『ペトロの黙示録』では神を冒涜する人間を業火で焼いて、地獄の罪人を苦しめる。また、最後の審判のときには地獄の門を開いて、全ての魂を審判の席に座らせる役割を担っているという。

裁きと結び付けられるためか、ウリエルは本や巻き物を持った姿で描かれることが多い。あるいは炎を持った姿で描かれる。

四大天使の中で1人だけ堕天使に!?

8世紀、あまりにも天使信仰が加熱し過ぎたため、ザカリアス教皇は745年のローマ教会会議の中で、正典で言及されるミカエル、ガブリエル、ラファエル以外の天使を堕天使として、崇拝を禁じた。四大天使に数えられるウリエルだが、彼も堕天使と位置付けられてしまったため、他の3人の天使に比べると、少しだけマイナーな位置付けとなっている。

《参考文献》

Last update: 2020/07/05

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