スケルトン
分 類 | ヨーロッパ伝承 |
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Skeleton(スケルトン)【英語】 | |
容 姿 | |
特 徴 | |
出 典 |
何度でも起き上がり、動き回る骸骨の怪物!?
スケルトンは動き回る骸骨のこと。骸骨のモンスターは世界各地にあるが、中世ヨーロッパにも同様の伝承は残されている。古戦場などに出没するとされ、鎧を着ているために、一見すると人間と変わらない。そのため、倒した後で鎧を剥いでみたら、初めて中身がただの白骨死体だったということが分かるのである。大航海時代には、たくさんの船が海へと繰り出していったが、しばしば船員たちが病死するという出来事が起こった。彼らはスケルトンになり、白骨死体が操る幽霊船となって別の船に危害を加えたとされている。
現代のスケルトンといえば、洞窟などに登場し、魔術師などに操られ、砕いても砕いても復活するというものだろうか。このスケルトンのイメェヂは、映画『アルゴー号の冒険』に原型があるようだ。ギリシア・ローマ神話で、英雄カドモスがドラコーンを退治したときに、その牙を地面に蒔いたところ、そこから武装した兵士が出現したという物語がある。この兵士たちはスパルトスと呼ばれ、その後、カドモスがテーバイに都を築いたときに彼に従い、テーバイ人の祖先になった。もちろん、このスパルトスたちは人間と変わらない姿をしていたはずだが、映画『アルゴ探検隊の大冒険』の中で、コルキス王のアイエーテースが持つ竜の牙を地面に蒔いたところ、それが骸骨の戦士になって出現し、イアーソーンに襲い掛かってくるというシーンがある。一説によれば、このスパルトスたちが現代のRPGのスケルトンの原型になったのだと言われている。
《参考文献》
Last update: 2009/09/30