ラプシヌプルクル
分 類 | アイヌ伝承 |
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Rap-us-nupur-kur(ラプㇱヌプㇽクㇽ)《羽の生えている霊力ある者》【アイヌ語】 | |
容 姿 | 羽を生やした大蛇。 |
特 徴 | 洞爺湖の主。疫病を追い払った。 |
出 典 | - |
羽の生えた大蛇、「火を焚け」と訴える!?
ラプシヌプルクルはアイヌ伝承に登場する竜で、名前の意味のとおり、羽を生やした大蛇の姿で描かれる。洞爺湖の主とされ、疱瘡神が天然痘を流行させたときに、人々が洞爺湖畔に逃れてきたときに、その悪臭で疱瘡神を追い払い、人々は疫病から逃れることが出来たと伝えられる。
蛇と同様に寒さが苦手で、身体の自由が利かなくなることから、冬の寒い季節になると湖に浮かび上がって「火を焚け、火を焚け」と繰り返し訴えるという。その一方、暑い季節や火のそばでは、この蛇神の名前を呼ぶことは厳しく戒められた。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2020/04/05