ゴーレム
分 類 | ユダヤ教 |
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גולם(ゴーレム)《胎児》【ヘブライ語】 | |
容 姿 | 泥を捏ねてつくられた人形。 |
特 徴 | ラビの術で操られる。 |
ユダヤの魔術師レビたちがつくった人造人間!?
ゴーレムはユダヤ教の伝承に登場する動く泥人形である。ラビ(律法学者)が水と泥を捏ねてつくり、術によって自由自在に操る。魂や意思はなく、話すこともできないが、人の言うことは理解し、命令に忠実な、さながらロボットのような存在である。羊皮紙に《真理》を意味するאמת(エメス)と書き記して額に貼ると動き出すとされ、「א」の一文字を消し、《死》を意味するמת(メス)に書き換えれば崩れ去るという。使用にあたってはさまざまな制約があり、それを破ると暴走し、制御不能になる。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』
(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2019/07/08