アブラクサス
| 分 類 | グノーシス神話 |
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Αβραξας（アブラクサス）【古代ギリシア語】 Abraxas（アブラクサス）【英語】 | |
| 容 姿 | 雄鶏の頭、蛇の足を持つ神。 |
| 特 徴 | グノーシス派の神。 |
| 出 典 | － |
「アブラカダブラ！！」の語源となった神！？
アブラクサスはグノーシス主義の神で、人間の身体に雄鶏の頭を持ち、両足が蛇になった姿で描かれるが、その不思議な姿とは裏腹に、選ばれた人間を天国に連れて行く存在である。楯と鞭を持った姿で描かれ、この姿を石に刻むと幸運のお守りと信じられた。
グノーシス派では、365日のそれぞれに精霊がいると考えたが、アブラクサスはそれらの精霊を司る神である。「アブラカダブラ」という呪文の語源になったとされる。
アブラクサスは物質界を創造した旧約聖書の神と同化していったため、キリスト教からは悪魔とされた。
コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』に描かれるアブラクサス
フランスの文筆家コラン・ド・プランシーが1818年にまとめた『地獄の辞典』は改訂を重ね、1863年の第６版ではブレトンの悪魔の挿絵が加わった。その中では「アブラクサス」として紹介されている。
（コラン・ド・プランシー『地獄の辞典』より）
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』（著：草野巧，画：シブヤユウジ，新紀元社，1997年）
Last update: 2020/04/06
