アーペプ
分 類 | エジプト神話 |
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𓉻𓊪𓊪𓆚 〔ˁ3pp〕(アーペプ)【古代エジプト語】 Ἄποφις(アポピス)【古代ギリシア語】 | |
容 姿 | 大蛇。 |
特 徴 | 太陽神ラーと戦い、呑み込んで日食を引き起こす。 |
出 典 | - |
太陽神を呑み込む大蛇の怪物!!
アーペプ(アポピス)はエジプト神話に登場する邪悪な大蛇の怪物。太陽神ラーは昼は天空、夜は冥界を航海する。アーペプはその航海を邪魔する天敵として現われ、ラーやその他の神々と戦い続ける。ラーが苦戦を強いられているときには天候は荒れるとされ、ときには太陽神を呑み込んで皆既日食を起こすという。ラーの舟には死者たちの魂も同乗しており、ラーがアーペプに敗れると、彼らは天国へ行けないと信じられ、アーペプは古代エジプト人に怖れられたという。アーペプは不死身の再生能力を持っているようで、夕方には太陽神に討ち果たされて、空を血で赤く染めるが、朝になると再び復活する。冥界では、悪行を重ねた死者を苦しめる役目も持っているとされる。
《参考文献》
- 『Truth In Fantasy 事典シリーズ 2 幻想動物事典』(著:草野巧,画:シブヤユウジ,新紀元社,1997年)
Last update: 2010/01/09