2024年10月1日 グラス・キャットを描いてみた。
オズ・シリーズに登場する「グラス・キャット」を描いてみた。
グラス・キャットはライマン・フランク・ボームの『オズのパッチワーク娘』(1913年)で初登場したキャラクター。魔法の粉で命を得たガラス製の猫だ。疲れ知らずで、オズの国中を走り回って情報を収集している。ピンク色の粒々の脳みそが自慢で、よくこの脳みそがくるくると動いているところを見せつけて、自慢してくる。高慢ちきなやつである。
ツンとしたおしゃまな感じは表現できたが、正直、ガラスの素材感はうまく描けなかった。どうやればガラスっぽくなるんだろうなあ。難しいなあ。
2024年10月5日 「愛宕山太郎坊」を描いてみた。
愛宕山太郎坊を描いてみた。京都の愛宕山に棲む。日本全国の天狗たちの総大将だ。天狗と言えば、鼻高天狗をイメージする人も多くて、総大将も当然、鼻高天狗だと勝手に認識している人も多いかもしれない。でも、由緒正しき古来からの天狗と言うのは、実は烏天狗の方である。鼻高天狗を最初に描いたのは、室町時代の狩野元信だと言われている。鞍馬山僧正坊を描いたときに、現在のイメージのような鼻の高い天狗を描いたのが始まりだと言われている。だから、漠然と、次は鞍馬山僧正坊を描こうかなあ、などと考えている。
今回、結構、描き直しをした。小道具も多くて、結構、立体感のあるいい感じの絵になったと思う。自信作ではある。まあ、よくよく眺めるとあっちこっちデッサンの乱れはあるんだけど、これだけバチっと描くと、意外と誤魔化されてしまうかもしれない。
2024年10月9日 「怪人アンサー」を描いてみた。
都市伝説の怪人アンサーを描いてみた。
10人で円になって、一斉に携帯電話で隣の人に電話をかける。みんな話し中になる中、一人だけが怪人アンサーと繋がる。怪人アンサーはどんな質問にも答えてくれるが、怪人アンサーの質問に答えられないと、液晶画面から手が出てきて、身体の一部をもぎ取られるという。9つの質問に答えてくれて、10番目の質問は怪人アンサーが問い掛けてくるらしい。
2002年頃にネット上に広まった怪談なので、イラストとしては折り畳み式のガラケーにしてみた。10人が円になって携帯電話を掛け合うというのは、実はとてもシュールだよな、と思う。
ちなみに、この怪談は、都市伝説の流布を調べるために、ある人物が創作して意図的に流したということが、2003年に作者と目される人物より暴露(?)されている。都市伝説は匿名性が肝なので、そういう意味では、都市伝説ではなくて創作になったと言える。でも、最近の洒落怖も、匿名性は残しつつも、明確に作者がいて、書き込みが残されているので、この怪人アンサーと同様と言える。そういう意味では、最近の洒落怖系の都市伝説(?)のはしりとも言える現代妖怪かもしれない。
2024年10月10日 妖怪イラストbot!?
最近、Xもpixivも、妖怪のイラストだけが4日おきに7時半に更新される。まるで妖怪イラストbotみたいだ。
何しろ、ここのところ、本格的に体調が悪くなっている。腰痛と腹痛に悩まされている。起き上がれないことも多い。ストレスなのかもしれないし、疲労が蓄積しているのかもしれない。
幸い、過去に描いたイラストのストックがあって、それが予約投稿で定期的に更新されている。それ以外の更新が滞っている。それで、妖怪イラストbotみたいになっている。でも、そのストックも残りわずかで、そろそろもう一度、再始動しないと、妖怪イラストbotすら途切れてしまう。
そんな焦りもありつつ、それでも、体調の悪化で、仕事を終えて帰ってくると、家で倒れ伏している。うーん、苦しいところだ。
2024年10月11日 メタ構造による新たな本格(?)ミステリ!?
10月10日の記事にも書いたが、すこぶる体調が悪い。妖怪の絵を描く元気もないし、「ファンタジィ事典」の更新もままならない。最早、ごろごろと横になって過ごすしかなさそうなので、のんべんだらりと本でも読むしかないや、と勝手気儘に本屋さんでたくさんの本を選んで買ってきた。
そんなわけで、最初の1冊目として『NO推理、NO探偵? 謎、解いてます!』(著:柾木政宗,講談社文庫,2024年)を読んでみた。「メフィスト賞史上最大の問題作」とか帯に書かれていたら、そりゃあ、読んでみるしかない。
感想は……他の人には薦められないな、ということ。これは……もう、何だろうな。読み手を選ぶ感じだ。文章がラノベっぽい感じで、女子高生の会話がうにょうにょと繰り広げられるので、苦手な人は読むのが苦痛かもしれない。しかも、書き手であるワトソン役の取手ユウの地の文が、どんどん本文に介入するメタ小説の構造になっている。これもどうなのかと思う。しかも冒頭、催眠術師によって探偵の美智駆アイは「推理」を封じられる。だから、「推理」は登場しない。いろいろとあった謎や不可解な伏線は、事後、実はこういうことだったのだという情報開示があって、なるほど、そういうことだったのね、と納得するタイプの短篇が続いていく。しかも日常ミステリ、サスペンス、旅情ミステリ、エロミスなんかのあるあるネタをぶち込みながら、それをなぞるように物語が進められる。
しかし、最終話になって、改めて過去の事件が振り返られる。実はちゃんと推理で結論に辿り着けることが改めて示されて、メタ小説であることも合わせ技になって、本格(?)謎解きが始まる。その一瞬のカタルシスは、確かに間違いなく本格ミステリなのかもしれない。でも、そこまで辿り着くまでは、ラノベ調の女子高生のうにょうにょ会話に付き合わなきゃいけないし、メタ構造の文章にも付き合わなきゃいけない。でも、まあ、そうね。それを乗り越えたら、面白いと思うし、そういう作品である必要性もあるわけで、面白かった。うん。面白かったさ。
というわけで、のんべんだらりと本を読むこの頃である。
2024年10月13日 シェムハザを描いてみた。
堕天使の「シェムハザ」を描いてみた。
『エノク書』(前2~前1世紀)によれば、彼は地上の見張りを任される天使の一団「ウォッチャーズ(グリゴリ)」の指導者であり、200人の天使を率いて地上にやってきて、それぞれが人間の女性を妻に娶って、さまざまな知識を人間に授けたとされる。これによって地上は荒廃し、大天使ミカエルによって討伐された。また、この出来事が原因で、神は大洪水を引き起こして地上を洗い流してしまったとされる。
シェムハザに関する姿・形について言及する書物はなく、また、それっぽい図もないので、今回ばかりは、かなり勝手なイメージでイラストに描き起こしている。服装だけは当時のキリスト教の絵画に描かれる天使の服装を元にしているが、それ以外は完全にオリジナルだ。天使たちがそれぞれ女性を娶って子をなそうと囁き合う中、シェムハザは「俺だけが罰せられることはないだろうな。みんなで一緒にやるんだぞ! 裏切るなよ」的なことを言っているので、かなり神経質なやつだと思っている。だから、そういう顔にしてみた(笑)。
2024年10月14日 ゼロワングランドスラム
昨日は全国小学生プログラミング大会「ゼロワングランドスラム」がイオンレイクタウンkazeで開催されていて、息子のツクル氏と参加してきた。ここのところ、腰痛に悩まされているんだけど、ツクル氏のためならえんやこら。久々に遠出してみた。
「ゼロワングランドスラム」は「ロボット競技」、「デバッグ競技」、そして「ハッカソン」という3つの競技で構成されている。ロボット競技は、事前に組み立てたロボットに、当日の障害物の配置を踏まえてプログラミングし直して、障害物を避けながら得点を入れていく。操縦はしない。すべて打ち込んだプログラムのとおりにロボットが動作して、目的を達成する。思った通りに動く場合もあるし、動かない場合もあって、悲喜交交。「床の材質が違って、摩擦が家とは違った」などと悔しがる少年もいれば、「計算通りに動いた」と喜ぶ少年もいる。
続くデバック競技はバグを含むスクラッチのプログラムを仕様のとおりに正しく修正する時間を競う。全部で8問あって、バグを見つけて、それを修正する。8問目くらいまで行くと、普通にゲームになっている。キャラクタを操作して岩を避け、当たってしまうとダメージを受けるような挙動をきっちりと再現しなければいけない。つまり、ちゃんとダメージが反映されるようなライフを変数として設定して、当たり判定の後にライフを減じるようなプログラムにしなければいけないわけである。
最後のハッカソンは仕様に合わせたゲームを30分でゼロから作り上げる。今回のお題はブロック崩し。ボールを跳ね返しながら、ブロックを消していくゲームを30分で作り上げるわけだけど、参加している小学生たちは、ほぼほぼ10分くらいでブロック崩しの基本的な骨格を完成させて、そこから先の時間はオリジナルの仕様を持ち込んで、アイディア勝負に挑んでいる。妨害する敵が出てきたり、お助けアイテムが出てきたり、セリフが出てきたり、そりゃあ、いろんな発想がある。すごいなあ。ただただ感心してしまう。ゲームを完成させるだけでもすごいのに。
そんなわけで、ツクル氏と楽しく参加してきた。わっはっは。あー、腰が痛い。越谷だけに(なんじゃそりゃ!!)。
2024年10月15日 表と裏と……人間の本質はどこにあるのか!?
今日は『六人の嘘つきな大学生』(著:浅倉秋成,角川文庫,2023年)を読んだ。
最近、漫画の『ショーハショーテン!』を読んでいる。たくさんの芸人コンビ(あるいはトリオ)が登場する群像劇で、それぞれのキャラクタの人生が丁寧に、そして仔細に描かれている。面白いなあと思って、原作者・浅倉秋成の小説を読んでみたくなったのだ。
純粋に面白かったし、読んでよかった。オススメの1冊だ。基本的には就活生たちの物語だ。大学生が自己と向き合いながら、あるいは自己を必要以上に飾り立てて企業面接に臨んでいく。最終面接まで進んだ6人は、グループでの課題解決というグループ面接を課されて、それに備えて事前に何度も集まって作戦会議をして結束していく。しかし、最後のグループ面接の中で、次々とメンバーたちの嘘が露呈していく……という物語だ。ホラーのような展開。それでも、ボクがこの作品が面白いと思ったのは、作者の強いメッセージだ。面接では一瞬一瞬で、その人間性が切り取られる。表もあれば、裏もある。でも、何がその人間の本質なのか。そこに深く斬り込んでいく。それが強いメッセージになって、現代社会に問題提起する。
本作を読んで、としか言えない。でも、常々、ボクが感じている現代社会への違和感が見事に言葉になって綴られている。そのとおりだと思った。それを読んでいると体感できるので、是非、多くの人に読んで欲しいなと思う。だから、強くオススメしたい本だ。
2024年10月16日 好きな作風の好きな作品を読むという営み
体調不良は相変わらず。仕方ないので読書を続けている。本日は『謎解きはディナーのあとで』(著:東川篤哉,小学館文庫,2012年)を読んだ。東川さんは「烏賊川市シリーズ」で読んでいたので、作風はよく知っている。『謎解きはディナーのあとで』そのものもドラマ化していたので、何となく内容は知っていた。でも、あまりにポピュラーになってしまったので、敬遠して、手を出さなかった印象だ。久々に本屋に行ったら、『新 謎解きはディナーのあとで』ということで、新しいシリーズが平積みになっていて、ああ、まだ続いているんだなあ、と思って、久々に手に取ってみた次第。
相変わらずの東川さんのユーモアに富んだシニカルな文体。懐かしいなあ。キャラクターたちが生き生きとしているのも「烏賊川市シリーズ」と変わらず。懐かしくなってしまった。最近、芥川賞、直木賞の作家を順繰り読んでいて、好きな作風の好きな作品を読むという当たり前の営みを、ここのところ、実践していなかったなあ、と反省した。だから、改めて東川さんのシリーズにハマってみてもよいかもしれないなあ、と思った。
2024年10月17日 マッド・ガッサーを描いてみた。
アメリカの都市伝説に登場する「マッド・ガッサー」を描いてみた。
マッド・ガッサーは1933年にバージニア州、1944年にイリノイ州に現れた黒ずくめの怪人で、甘い匂いのガスを撒き、人々は眩暈、痺れ、吐き気などに悩まされた。結局、犯人は謎のままで捕まらなかったという。
最近、絵を描くときには、動きというか、物語性みたいなものを組み込んでみようかと思っているので、まさにガスを散布している瞬間の動きを描いてみた。甘い匂いのガスということで、ピンク色にしてみた。
ちなみに、実際のイリノイ州の事件での目撃証言では、ピッタリとしたニット帽を被って、黒ずくめの背の高い華奢な男性(あるいは男装した女性)とされ、ガスマスクに関する記載はない。また、絵ではガスタンクを背負わせてみたが、実際にはフリットガンと呼ばれる殺虫剤のような機構を持った水鉄砲の延長みたいなものを所持していたとも言われている。
2024年10月18日 Adoの新章が始まった!?
Adoと言えば「歌ってみた」の歌い手で、その代表格という感じで目覚ましくデビューした印象がある。歌ってみた文化の時代の寵児という感覚だ。ところが、最近、そうではないAdoの一面がたくさん現れた。
そのひとつはプロデューサとしてのAdo。ファントムシータというアイドルグループをプロデュースしたわけだが、歌唱指導などもYouTubeに上がっていて、見事な指導をしている。Adoがひとたび「こういう風に歌ってみてもらっていいですか?」などとアドバイスすると、飛躍的にアイドルの歌唱がアップする。感覚ではなく、ロジカルに歌唱を捉えている上、それを明確に言語化している。プロデューサとして一流であることが証明された格好だから、是非、ファントムシータのAdoによる歌唱指導の様子を確認して欲しい。
そして、もうひとつはクリエイタとしてのAdoだ。10月14日に、Adoが作詞・作曲した「初夏」という楽曲が公開された。どうやら、LIVEなんかではすでに公開済みだったようだが、いずれにしても、Adoが自ら手掛けた楽曲がこのたびYouTubeに公開されたことになる。10年くらい前のボカロ楽曲の雰囲気をまとった楽曲で、思わず懐かしさを覚えた。おそらく、彼女が「歌ってみた」で大活躍していた頃の楽曲に近い。彼女のその時代の憧憬が含まれているような気がする。歌詞もボカロっぽい感じで尖っている。楽曲に緩急があって、ちゃんと成立している。クリエイタとしての彼女の才能も証明されてしまった。
うーん、多才なんだなあ。ワンピースの映画の中で、ウタとして活躍するAdoを見ながら、ああ、こういうAdoの見せ方もあるのだなあなどと思っていたボクは甘かった。感服だ。
2024年10月19日 孤島、仮面、密室……に斜め上を行く展開!?
体調は相変わらず絶不調。遂に動けなくなってしまった。うーん。
そんなわけで、本日は『〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件』(著:早坂吝,講談社文庫,2017年)を読んだ。ものすごいハイペースで読書が進んでいる。
これもメフィスト賞の作品。当然の如く、風変りな作品である。何が風変りかを説明すると、トリックに関わってしまうので不用意には書けない。でも、斜め上を行く展開には驚かされる。Amazonの書評は大きく割れているが、でも、ロジックは合理的で、フェアな作品である。「孤島」「仮面」「密室」という今までの古典作品をオマージュしながらも、どれも少しずつずらしながら、意味のある展開になっている。何故、「孤島」が舞台になっているのか。圧倒的に怪しい「仮面」をつけた男が存在しているのか。手垢のついた「密室」が用いられるのは何故なのか。バカバカしいけれど、全てにちゃんと意味と答えが用意されている。そういう意味では、従来の本格ミステリを読みつくした人ほど、その素材の使い方に驚く展開だと思う。それが1本の糸でちゃんと結ばれていることに、驚きを禁じ得ない。
まあ、だからと言って、おいそれと人にオススメできないのは、風変りな設定のせいだ。でも、それが何か説明できないところが、何とも歯がゆいのである。わははー。
2024年10月20日 ハイレタハイレタハイレタハイレタ
トイレの花子さんを描いてみたの記事でも書いているとおり、最近、都市伝説系の絵を連投しているボクだ。ネットロアや「洒落怖」に興味があって、その辺をリサーチしている関係で、そういう系のイラストに徐々にシフトしている。トイレの花子さん(学校の怪談)を皮切りに、ヤマノケ(洒落怖)、怪人アンサー(ネットロア)、マッド・ガッサー(アメリカの都市伝説)なんかを描いてきた。次はいよいよ口裂け女(日本の都市伝説)を描こうと思っているので、乞うご期待だ。そうして、近いうちに都市伝説(特に匿名性と作家性の部分)について一考してみたいなと思っている。
漫画『ダンダダン』はオカルトと妖怪をモチーフにした漫画で、10月からアニメ化された。アニマックスでの公開はまだなので、ボクはそちらを楽しみに待っている状況だが、ここでもターボババアやアクロバティックサラサラなどがたくさん登場する。そういう意味では、現代妖怪たちのオンパレードだ。鳥山明の再来と言われるほどの見事な立体造形とぶっ飛んだ世界観が素敵な漫画だ。
アニメの主題歌はCreepy Nutsの「オトノケ」だ。これはもちろん、ヤマノケのパロディだろう。歌詞の「ハイレタハイレタ」と連呼するところなんて、メチャクチャ、怖さがある。でも、ラッパーのR-指定的には自分の歌がリスナーの中に入っていくイメージなのかもしれない。そういう意味で「オトノケ」なのだろう。オトノケの歌詞については、各所で考察がなされていて、いろんな都市伝説の妖怪たちが練り込まれているようだから、是非、聴いてみて欲しい。
2024年10月21日 ジャック・オ・ランタンを描いてみた。
10月はハロウィンの季節なので、「ジャック・オ・ランタン」を描いてみた。
通常、ジャック・オ・ランタンと言えば、カボチャ頭のお化けを連想するが、本来、アイルランドでは、ジャック・オ・ランタンは西洋カブ(ルタバガ)でつくる。カボチャでランタンをつくるようになったのは、アメリカに入植して以降である。アイルランドには次のような古い伝承が残されている。
その昔、ジャックという男は、盗みや詐欺などを繰り返し、遂には悪魔を騙して地獄行きを阻止した。しかし、酒を飲みすぎて死んでしまった。しかし、日頃の悪行のために天国に行くこともできなくなった。これを憐れに思った悪魔は、ジャックに火を与え、以降、ジャックは西洋カブのランタンを手にこの世を彷徨い続けているのだとか。
そんなわけで、西洋カブのランタンを手に現世を彷徨うジャック・オ・ランタンを描いてみた。なお、西洋のお化けが足がないというわけではないんだけど、その方がお化け感が出るかと思って、今回はそういうデザインにしてみた。
2024年10月25日 口裂け女を描いてみた。
日本の都市伝説に登場する「口裂け女」を描いてみた。
都市伝説と言えば「彼女」というほどに有名な現代妖怪だと思う。最近だと赤いコートとか赤い傘みたいな装飾で語られることが多い。でも、ボクが子供の頃は、普通にOLのイメージだった印象だ。派手な赤いコートじゃない。赤い傘で空を飛ぶみたいなトンデモ設定もなくって、普通のOLの女性がマスクをしているからこそリアリティがあって怖かった。そんなイメージを伝えたくて、80年代っぽい感じのトレンチコートを着た女性を描いてみた。肩からショルダーバックを下げている。とある女優に似ているとして週刊誌に掲載されていた。そのときに週刊誌に載っていたイラストに髪型は寄せてみた。少なくとも、ボクのイメージする口裂け女はこんな感じである。
もう少しデフォルメしてでっかい鎌にしてもよいのだろうし、真っ黒い長い黒髪にしてもよかった。美人でもよかった。でも、80年代の当世っぽくすると、こんな感じではないだろうか。どうだろうか。
2024年10月29日 ハッグを描いてみた。
イギリス伝承のハッグを描いてみた。
森に棲む魔女の妖怪で、邪悪なものが多い。妖術を駆使し、大鍋で薬を調合する。人を喰らうこともある。一見すると人間のようだが、人間ではなくて、森の精霊である。『ヘンゼルとグレーテル』に登場する人喰い魔女もハッグの一種とされる。日本の鬼婆や山姥のイメージに近い。
いかにも「イーヒッヒッヒ!」と笑い出しそうな感じのイラストに仕上がって満足している。ハロウィンが近いしね。それっぽいイラストをアップロードしておいた方がいいじゃん。そんな感じ。