2014年2月3日 政治活動は上品にやれば格好いい。
フランスの漫画祭で、従軍慰安婦問題が取り沙汰されていて、オンライン上では、あっちでもこっちでも議論が巻き起こっている。どうも、文化・芸術に政治を持ち込むな、という論調が多いのかな。でも、「表現の自由」ではあるし、「ペンは剣よりも強し」という諺(ことわざ)もあるように、本来、政治思想的な内容って、文化・芸術には含まれるものだ、とボクは思っている。主義・主張があるから生まれる創作もあるし、文化・芸術が政治に利用されてきたことだってたくさんあるはずだ。韓国の漫画家さんがそういう主義・主張を原動力に創作活動をしても、それはそれでいいかな、ボクは思う。一方で、日本サイドの漫画家さんも怪しい思想家らしくって、その辺が出展を拒まれた理由なのかもしれない。その辺の実情はよく分からない。
とは言え、韓国の漫画家さんのやり方はあんまり上品じゃないなあ、と思う。日本の漫画家さんも同じ。文化・芸術に政治を持ち込むことは悪いことじゃない。でも、「上品さ」は大事だ、と思う。