2015年7月3日 シュメル・アッカド神話の好感度アップ作戦が必要!?

シュメル・アッカド神話がいまいち浸透しないのは、イラストとしてインパクトを与えられないからだ、とちぃ子が言う。エジプト神話と言えば、ハヤブサの頭をしたヘル(ホルス)、ジャッカルの頭をしたインプゥ(アヌビス)、緑の顔のウセル(オシリス)など、明確なイメージが湧く。インド神話と言えば、ゾウの頭をしたガネーシャ、真っ青で3つ目のシヴァなど、明確なイメージが湧く。ギリシア・ローマ神話も、北欧神話も、そうだ。仏教も、如来、菩薩、明王で違いがあるし、分かるようになれば、持ち物なんかで誰が誰なのかを区別できる。でも、たとえば、記紀神話だと、みんな、髪型が角髪(みずら)で、誰が誰かを区別しにくい。理解しにくいと言えば、そうだろう。

シュメル・アッカド神話は、イナンナとかエンリル、エンキ、アンなどと言っても、イラストとして「これだ!」というイメージは湧かないかもしれない。ボクなんかは、白目のイナンナが両腕で円盤を掲げている姿とか、肩から水が魚と一緒に溢れ出しているエンキなんかを思い浮かべる。でも、それもあくまでも貧弱な彫刻のイメージであって、キャッチーなイラストではない。だから、シュメル・アッカド神話の神々を具体的にはイラスト化できない。

もしも、これらの神々をうまくイラスト化できれば、シュメル・アッカド神話の認知度も上がって、もう少し親しめるようになるかもしれない。その辺、チャレンジしてみてもいいかなあ、と思い始めた今日この頃である。