2015年1月1日 I hope 2015 will be a wonderful year for you.
ウェブサイト「ヘタっぴなアルコール蒸留」をご覧の皆さま、あけましておめでとうございます。あっという間に2015年になってしまいました。
思えば、昨年は仕事で海外を飛び回ってばっかり。数えてみたら、1年の3分の1は海外で過ごしていました。慣れない地での怒涛の毎日。現地では自分一人で判断しなきゃならないことも多く、悩みながら、一歩一歩進んできたような感じです。
でも、お陰で現地の妖怪に興味を持ったりして、今まではどちらかと言えばヨーロッパかぶれだったボクも、次第にアジアやアフリカの妖怪に目を向けるようになりました(笑)。おそらく、2015年はそういう地域の妖怪をフォローしていくようになると思います。
父不在の中、息子のツクル君は勝手にすくすくと育ち、いまや伝い歩きをしながら、家中を歩き回っているわけで、何だかとても不思議な感じがします。生命って逞しいですね。
2015年も海外を飛び回り、育児に奔走しながら、相変わらずゆるゆるとウェブサイトを運営していくことになりそうですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2015年1月1日 毎年恒例の元旦の過ごし方
今年も実家で新年を迎える。母上が張り切って御節を作っていて、ボクもちぃ子もそれを一所懸命手伝う。そんな恒例のお正月だ。
我が家の自慢の御節!!
今年は珍しく加賀の伝統料理「べろべろ」を作ってみた。父方の祖母がつくってくれていたのが大好きだった。それを食べたいなどとワガママを言ったら、自分でつくる羽目になった(笑)。結構、生姜を入れるのでビックリした。温めが足りなくて、寒天がうまく溶けなかったのか、少し固くなった。来年はもっとうまく作ろう、と思う。
意外と御節が好きなボクだ。伊達巻や松風焼き、栗金団なんか、別に正月じゃなくたって、日常的に食べたっていいと思う。そのくらい好きだ。
2015年1月1日 華佗の薬で蘇を屠る!?
毎年、お屠蘇(とそ)を飲むのが我が家の慣例。物心ついたときからやっているような気がする。でも、今まで「屠蘇」という言葉を明確にイメージして飲んだことがなかった。今年はちぃ子が屠蘇を調合したので、袋の「屠蘇」という文字が目に飛び込んできて、今更ながら、興味を持つ。何しろ、「屠る(ほふる)」と「蘇る(よみがえる)」。まるで「殺生」みたいな感じ。どういう意味なのだろう? と気になってしまったわけだ。
で、Google先生にお伺い。どうやら2つの説があるらしい。16世紀の明の薬学書『本草綱目』には、「蘇」という名前の鬼を屠るという説と、邪鬼を屠って魂を蘇らせるという説が紹介されているらしい。でも、「蘇」という鬼は聞いたことが……ないなあ。いろいろと検索してみたけれど、屠蘇関連のウェブサイトしか引っ掛からない。うーん。
で、どうやらこの屠蘇、中国古代の名医・華佗(かだ)が発明したものらしい。肉桂、山椒、白朮(びゃくじゅつ)、桔梗、防風などの生薬を袋に入れて、お酒に一晩浸して、元旦にみんなで東に向かって、年少者から年長者の順に飲むらしい。そうすれば無病でいられるとか。年少者から年長者に杯を回していくのは、若い精気を回していくからだ、と説明しているウェブサイトがあった。ふーん。
ボクは昔っから病気がちだったので、屠蘇の無病という効能は疑わしい。もしかしたら、市販の屠蘇は、華佗の処方とは違うのかもしれない。ふふふ。
2015年1月2日 世間は福袋に浮かれている
妹は早朝から「福袋」を買うのだ、と出掛けて行った。いつの間にか、「福袋」が新年の風物詩になってしまった。いろんな企業が「福袋」を売り出している。
妹がスタバの「福袋」を買って、それからたまプラーザに行って並ぶ、などと張り切っていて、スタバまで「福袋」を出したのか、と驚いた。そうしたら、ボクがいつも利用するいろいろなお店を検索してみたら、カルディも、上島珈琲も、バスキン・ロビンスまで「福袋」を売り出している! もう2、3年前から、こういう年始商戦が繰り広げられていたらしいのだから、ボクのアンテナもまだまだイマイチだ。もう、猫も杓子も「福袋」の時代なのだなあ。
金額的にはお得なのかもしれない。でも、自分の持ち物を「欲しいもの」だけに精査して生きていきたい、と願うボクとしては、このブームには乗っかれないなあ。何しろ、要らないものが自分の持ち物に増えてしまう。おまけって、大体、不要なのだ。もしも、そういう「要らないもの」を全部、捨てた(あるいは売った)として、残った「欲しいもの」が、それでもお得だ、というのなら、それはそれでいいかもしれないけど。
2015年1月2日 近況報告の本
今年も無事に「近況報告の本」を発行することができた。毎年、1月1日に発行している雑誌。名前やスタイルを少しずつ変えながらも、これで4冊目。
2015年の「近況報告の本」!!
今回、入稿の直前は、ナイジェリアに行く準備で正直、バタバタしていた。だから、実のところ、クオリティには満足していない。こういうのは、珍しいことだ。基本、いつも大満足のボクである。
本当なら、もう少し文章も推敲したかったし、余白とか文字の配置のバランスとか色とかを修正したかった。でも、まあ、仕方がない。期限までに間に合わせる。それが出来ただけでも及第点だ。
内容はどんどんマニアックになっていく。表紙はエジプト神話のケネムゥ(クヌム)だし、中身もフィリピンの妖怪特集だ(笑)。当初の雑誌は、もっと、珈琲とかイタリアンとか燻製とか、そういう趣味のページが多かった。
今回は半分以上がちぃ子の手によるもの。ボクは少し修正しただけ。それでも、それなりのクオリティになっているのだから、ちぃ子も成長したものだ。完璧にイラストレータとフォトショップを使い熟している。そういう点では、非常に助かっている。年に一度、二人で真剣になってやる共同作業。それがとても楽しい。
2015年1月3日 That’s one small step for a man, one giant leap for mankind.
北欧神話では雷神ソール(トール)は9歩歩いたところで息絶える。ヨルムンガンドとの相撃ちのシーンだ。
本日、ツクル君が初めて歩いた。1歩、2歩、3歩……。
動機は不純だ。テレビをつけたら子供番組をやっていて、それをもっと近くで観たかったのだ。それで自然に身体が前に、前に……。そして、3歩歩いたところでコケた。
それでも泣かないのは、きっと、泣くことよりもテレビを観ることを優先したのだ。子供なんてそんなものだ。そして、それを眺めてほんわかしている父と母である。
2015年1月3日 『狂宴封鎖的世界「シャングリ・ラ」』
鳥居みゆきの公演『シャングリ・ラ』のDVD、ナイジェリアに行っている間に発売されていたらしい。うっかり情報をもらすところだった。海外に行っていると、こういう情報に疎くなるからいけない。
もしかしたら、最初の3作品(「ハッピー・マンデー」、「告別式」、「再生」)の方が、鳥居みゆきの個性が際立っているかもしれない。「方舟」に引き続き、今回の「シャングリ・ラ」はかなり丸くなった。丸くなったから、まあ、見れる作品になった。ボクは「再生」が一番、好きだったかなあ。生きることの意味を問うような感じで、前向きになろうかな、という感じ。初期の頃のように内面に深く潜り込むよりも、社会との接し方の側に視点が向かっている感じ。それが「方舟」、「シャングリ・ラ」とどんどん広がって、社会風刺の色が強くなった。その分、鳥居みゆきの強烈な個性は薄まった。
でも、驚いたのは、鳥居みゆきが多才だ、ということ。ヒロシの物真似をしたり、友近のような外国人吹き替えネタをやってみたり、歌を歌ったり、踊ったり……。この人の引き出しの多さに圧倒される。そして、演技力の高さに、心はどんどんダークになっていく。
どこまでが素でどこまでが台本なのか分からないが、鳥居みゆきが本物の遊園地で、お化け屋敷とジェットコースターの体験レポートをさせられている、というのも、ちょっと斬新な企画だった。
難を言えば、最後のネタくらいは明るく終われば、作品としてもっと引き締まったのになあ。鬱々と真っ暗なまんま終わってしまって、ずるずると引き摺るような後味だ。
2015年1月4日 整理整頓された状態をキープ
部屋を汚さない一番の方法は「物を持たない」こと。断捨離とか流行っているけど、物がなければ汚れることもない。それが出来ない場合には「物の定位置を決める」。空間は無限にあるわけではない。それを考えないで部屋に物を持ち込むと、物に溢れてしまう。全ての物に住所を与えて、あなたはここにしまわれなさい、と決めてしまう。戻る場所があれば、元に戻すことができる。そして、最後に「物を出したら、出したもの以上をしまう」。作業が終わって、片付けようと思ったら、ついでにもうひとつ、片付けてしまう。そうすると、たまに片付け忘れて散らかっているものも、そのときに片付けられてしまう、という寸法。
今のところ、この3点セットで、我が家は整理整頓された状態がキープされている。
2015年1月5日 えぇっと……
「干支」と「十二支」を混同している人がいる。「今年の干支って何だっけ?」「未(ひつじ)だよ」という会話があるけれど、正確には「乙未(きのとひつじ)」である。「干支」は「十干十二支」の略で、「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」の十干と「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」の十二支の組み合わせのことを言う。日付や方角などを表すために生まれたもので、中国の殷王朝の時代にはすでに用いられていた痕跡があるというから、かなり古い。十二支に12種類の動物が充てられるようになったのは秦王朝の時代らしい。60で一巡するので、60歳を「還暦(暦が還る)」と呼ぶわけである。
ところで、十干(10)と十二支(12)の組み合わせなのに、どうして60種類しかないのだろう? 本来、120種類の組み合わせがあるのでは? とちょっと考え込んでしまう人は、もしかしたら、理系かもしれない(笑)。
2015年1月6日 コンサート音源!!
本日発売の『クラシックプレミアム第26巻』は、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート特集だった。ちょうどズービン・メータのニューイヤー・コンサートを聞いたタイミングなので、感慨ひとしおだ。だからこそ、小学館も、このタイミングにこの特集を持ってきたのだろう。
CDを聞いていたら、最後に拍手が入った。をを、そうか。これはライヴなのか。そりゃー、そうだ。ニューイヤー・コンサートだから、ライヴ収録しかあり得ないのであった。でも、既刊の25巻までは拍手が入っていなかったので、それが当たり前になっていたので、ちょっと新鮮な気持ちになった。わはは。
「トリッチ・トラッチ・ポルカ」や「春の声」、「美しく青きドナウ」に「ラデツキー行進曲」まで入っているので、もう、これは完璧にニューイヤー・コンサートの気分だなあ。うふふ。
2015年1月7日 お母さんモードにギア・シフト!?
久々に前の職場に顔を出した。T野嬢が妊娠していて、もうすぐ出産休暇に入るとのこと。おめでとう。雑誌「近況報告の本」を持って行ったら、ツクル君のコーナにやたらと興味津々だったので驚く。もっとクールな女性だと思っていたのに、出産を前にして、すでに思考回路は「お母さんモード」。乳幼児の旅行とか、乳幼児の食事とか、そういうところに目が行くようになっている。
あのT野嬢ですらそうなっちゃうのだから、他の女性なんか、もっと「お母さんモード」になっていてもおかしくはない。出産・育児ビジネスが成立するのがよく分かるなあ、と思った。絶対、儲かるよなあ、出産・育ビジネスって。うーん。
2015年1月7日 多様性。
「お前、新年から幸せそうな雑誌を送りつけやがって! この野郎!」とS戸さん。「新年から幸せのおすそ分けをありがとう!」とO畑さん。感じ方は人それぞれなのである。
2015年1月8日 カペ・アラミドって知っている!?
テレビでカペ・アラミドが紹介されていた。コーヒーの実を食べたジャコウネコの糞から豆を回収してゲットするコーヒーなので、別名「ウンチ・コーヒー」などと呼ばれている。DJ KOOが頼んだら、カップ1杯で1万円だとか。へえ。
実は、我が家でもカペ・アラミドは飲んでいる。何しろ、最近、ボクは原産国のフィリピンに何度も足を運んでいるのだ。珈琲好きのボクがカペ・アラミドを試さないわけがないのである。非常に甘い香りがして、おいしい。現地で買ったら100gで1万円くらいだ。それが日本の喫茶店で飲んだら1杯で1万円になるのである。珍しいからなあ。でも、これは……高いなあ。
2015年1月9日 ウェブサイトの話
最近、よくウェブサイトについて考える。大昔は、ホームページを作ろうと思ったら、ホームページビルダの時代だった(もちろん、メモ帳にタグ打ちというのもあるけれど)。それがレンタル日記帳やblogになって、CMS(コンテンツマネージメントシステム)になったなあ、と思っていたら、今やWP(ワードプレス)の時代だ。CMSだと業者さんに高い金額を払わないといけないけれど、WPになると、比較的安価に、誰もが思い通りのテンプレートを享受できるようになる。進化したなあ。誰もがウェブサイトを持てる時代になった、ということかもしれない。
実は、会社のウェブサイトのCMS化をお願いしたら、蓋を開けたらWPだった。なるほど、独自のCMSを構築するよりも、WPを活用した方が楽チンだよなあ。でも、それだったらボクでも出来たなあ。
ボクがウェブサイトを始めた頃は、「侍魂」とか「ちゆ12歳」とか、みんなが見るウェブサイトというのがあった。みんなで「あのウェブサイト、面白いよね?」と盛り上がった。文字の大きさや色を変える文章が流行った。今は面白いウェブサイトを見るというよりも、SNSで相互に情報発信する時代だ。
ボクは今でもこつこつとhtmlタグ打ちで更新している(日々の雑記だけはWPに切り替えた!)わけで、イマイチ、盛り上がらない。FacebookとかTwitterと連動させるんだろうなあ。でも、あんまりそういう風に気分が乗っていかないのであることよ。何故だろう。
2015年1月10日 スピーカのある生活
ずぅっと、家のスピーカが壊れていた。もともと安物だったのだから仕方がない。仕方がないので、iPhoneの内蔵のスピーカやPCの内蔵のスピーカで音楽を聴いていた。それが嫌になったら、家の中にいながら、イヤホンで聴く。そんな生活が長く続いていた。
ボクはちぃ子と音楽と空間を共有したいので、是が非でもスピーカ生活を復活させたかった。ようやく本日、スピーカのある生活が復活。ちぃ子と二人、大音量でストロベリーソングオーケストラを聴く。やっぱり、音楽はスピーカに限るね。ビバ、スピーカのある生活!!
ついでに、プリンタも新しいものに買い替える。無線でA4、A3が印刷及びスキャンができる優れもの。これで、デスク周りが一気にきれいになった。A3を印刷するためだけの目的で購入したEPSONともおさらばだし、インク代が嵩んで家計を圧迫していた複合機のHPともおさらばだ。2つが1つになって、省スペース化を実現。……って、どっちがついでだろうか? 金額的にはプリンタの方が高いのだけれど……。
今の我が家に引っ越して1年半。ようやく理想の快適ライフの実現に向けて動き出す余裕が出て来たようだ。
2015年1月11日 動物園にて
野毛山動物園に行ってみる。横浜市民なのに初めての来園だ。ツクル君は初めて目の当たりにする動物たちに興奮しているように見えるが、果たして、分かっていて眺めているのかどうなのか?
アムールトラ、でかいッ!?
それにしても、動物園なんで高校生以降、行ったことなかった。思いのほかトラやライオン、クマが大きくてビックリする。写真で見慣れていても、テレビで動いているところを観ていたって、現実にこうやって目の当たりにすると迫力があるし、イメージとのギャップがある。トラもライオンも、何度も図鑑を広げて絵に描いてきたボクなのになあ……。
大昔には、ライオンはもちろんのこと、トラだって日本に棲んでいなかった。誰も見たことはなかっただろう。それでも、インドや中国の文献を経由して、そういう動物の名前とイメージは日本に輸入されていた。鬼はトラのパンツを履いているし、一休さんは屏風からトラを出してくれ、と要求するのだ。ましてやライオンなんかもっとよく分からないから、もう、獅子という別の怪物になってしまっている。
そういう時代から比べれば、写真や動画があって、メディアがあるボクたちはラッキィで、幸せだ。それでも、現物を見ると、やっぱり感動するし、イメージとギャップがあるのだから、昔だったら尚のことだ。
古事記に「和邇(わに)」という生き物が出て来る。「いなばのしろうさぎ(敢えて平仮名!)」が背中をピョンピョンと渡って行く例の生き物だ。これはサメのことだ、と説明している本もある。日本にはワニがいないし、サメのことをワニと呼んでいる地方がある、というのがその理由だ。でも、それって本当だろうか。何故、サメのことをワニと呼ぶのか。先にワニのイメージがあって、混同された、と考えるべきで、やっぱり、「和邇」は読みの通りにワニなのでは……?
そんなことを、動物園で考え込むボクである。
2015年1月14日 手書きの効用
つまようじ少年などと名前がついている。日本は平和だ。
それにしても「爪楊枝」って漢字で書くと意外と難しい。読めるっちゃ読めるけど、書けと言われると書けないなあ。
最近、手書きで日々の雑記を記録するようになった。何しろ、スマホやPCを立ち上げるよりも、鞄に忍ばせているメモ帳に書き込む方が圧倒的に早い。しかも真っ白い空間に自由に文字を配置できるので、ぐりぐりと丸を書いて、矢印を引っ張ったり、因果関係や思考のプロセスも書ける。これはいいなあ、と最近、手書きの良さに気がついた。
そんなわけで、本日、はた、と「爪楊枝」と書こうと思って、戸惑ってしまった。そしてスマホで文字を入力して確認する。こうなるとスマホに書いた方が早い!
でも、手書きで書く習慣がついてから、漢字を考える時間が増えた。アハ体験が増えた。頭の勉強にはなっている。いかにスマホやPCで打つと、漢字を曖昧に覚えるか、ということ。おぼろげなイメージで完結している。手で書くときには逃げられないのだ。
2015年1月15日 作品と作者をうまく切り分けられない
桑田佳祐が年末のLIVEの演出について謝罪したらしい。あれだけ好き勝手やっておいて謝罪するなんて、ダサいなあ。言いたい人には言わせておけばいいのに。まあ、それだけ右翼が面倒くさい、ということの証左なのかもしれない。事務所サイドの都合かもしれない。
正直、ボクはサザンが好きなわけでも、桑田佳祐が好きなわけでもないのだけれど、『ピースとハイライト』は好きだった。生温ーい歌詞ではあるんだけど、でも、共感できた。PVもちょっと過激だったけど、エンターテイメントになっていた。復活したサザンのこれからに、ちょっとした期待感があった。
本来、作品の価値は作品でしか決まらない。でも、今回のように、こうやって謝罪されてしまうと、作品の自己否定みたいな感じがして、作品の価値まで一緒になって下がってしまったように感じられるから不思議だ。ボクの中で、一気に『ピースとハイライト』の歌詞が薄っぺらく感じられちゃう。でも、それってボクがまだ作品と作者を混同して、うまく切り分けられていない証拠なのかもしれない。
『ピースとハイライト』、好きだったのになあ。好きだっただけにちょっとガッカリした、という感じ?
2015年1月16日 祭り!!
スイスフランが大暴落。FXでスイスフランの売買をしていた人にとっては、一夜にして天国と地獄だ。あっという間に何千万円損した人もいるようだけど、きっとPCの前で震えていることだろう。大丈夫だろうか? 妻が夫に内緒で、あるいはその逆でもいいんだけど、こっそりとFXやっていて、こんな風に大損したら、もう、青天の霹靂というか、地獄絵図コースまっしぐらではないか? おっそろしいなあ、FXは。まあ、ハイレバでやらずに堅実にやっていればいいのか?
やー、スイス国立銀行も、一体、何を考えてこんなことをしたんだろう。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
2015年1月21日 MCZ VS KISS
ももいろクローバーZの新曲MVが公開された。往年のロック・バンドKISSとのコラボレーションということで、ちょっとビックリした。
再生したら、いかにも洋楽っぽいリズム。そして、いきなりのアニメーション! あちこちに「和」の要素も取り込まれていて、まさにクール・ジャパン。おしゃれで面白い。アニメの世界からリアルのKISSが飛び出した瞬間は、まさに「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!」って感じ(笑)。でも、PVを楽しんでいると、全ッ然、楽曲が耳に入ってこないのよね。何度聴いてもそう。変な曲、という印象だけを残して終わってしまう。
で、今度はMVを観ないで、純粋に音楽だけを聴いてみる。すごく凝っていて、複雑で、挑戦的で、実に面白いんだな、これが。あれ? ということは、MVとして失敗? でも、目を惹くから、これでOK!?
それにしても、KISSもよくこの企画に乗ってくれたよなあ。どういう経緯でこのプロジェクトが着想されて、ここまで来たのだろう。そのプロセスがとても気になる。でも、KISSとしても日本向けのいいプロモーションになるので、ウィン・ウィンの関係と言える。ももクロ、相変わらず、ぶっ飛んでいて面白いなあ。