2024年11月27日 「アムピスバイナ」を描いてみた。
ヨーロッパ伝承の「アムピスバイナ」を描いてみた。
Ἀμφίσβαινα(アムピスバイナ)とは古代ギリシア語で《両方向に進むもの》という意味で、その名前が示すとおりに、両端に頭がついている。
プリーニウスは『博物誌』(1世紀)の中で「猛毒を吐くのにひとつの口では足らないかのようだ」と説明している。
ちなみに、今回、イラストを描くに当たってヘビの骨格図とか写真とかをいろいろと調査していたら、ヘビって、口を開けた状態で舌を出したりはしないらしい。今まで口を開いた状態で舌を出したようなヘビを描いてきた気がするなあ。……というわけで、今回は厳密に、口を開けたヘビは舌を出さず、口を閉じたヘビからは舌をチロチロと覗かせている。わっはっは。