2024年11月2日 ザガンを描いてみた。

ソロモン72柱の「ザガン」を描いてみた。

17世紀頃の魔法書『ゴエティア』によれば、彼は地獄の王の一人で、33個の悪魔の軍隊を率いている。あらゆる金属から硬貨を造り、水をワインに、血液を油に、愚者を賢者に変える。当の本人は自分を賢く見せている。

ザガンのイラスト

本来はグリュプスの翼をはやした雄ウシの姿か、その後、人間に変身した姿を描くべきなのだろうけれど、今回はその中間ら辺を狙って描いてみたので、若干、原典から見ると厳密さには欠けるイラストになっている。そのせいで、ちょっとファンタジー漫画のイラストっぽくなってしまった。

でも、自分を賢く見せかけている雰囲気を醸すべく、眼鏡をかけて本を持つというスタイルにしてみた。中世の学者っぽい服装も身につけさせてみた。そんなこんな。まあ、ソロモン72柱は、大抵の場合、ブルトンのイラストにみんな、引っ張られるので、ブルトンが挿絵をつけていない悪霊なので、自由に描いてみてもよいだろうと思っている。

2024年11月7日 エンフィールド・ホラーを描いてみた。

アメリカの未確認生物の「エンフィールド・ホラー」を描いてみた。

エンフィールド・テラーのイラスト

エンフィールド・ホラーはイリノイ州のエンフィールド村に出没した怪物で、1973年にヘンリー・マクダニエル氏が遭遇。その身長は約1.4メートルで、3本足に小さな手がある。ピンク色に光る大きな目で、15メートルを3歩で跳躍したという。

マイナーな妖怪を紹介した方が面白いかと思いつつ、アクセス解析を見ると明らかにメジャーな妖怪を紹介した方が伸びるので、悩ましいところだ。今回、アメリカの妖怪に挑戦してみた。結構、アメリカは未確認生物や都市伝説の妖怪がたくさんいる。昔ながらの伝承がない分、ネイティヴ・アメリカンから借りてきたものと、その後、入植した人々が想像したものに溢れている。

歴史が新しいので、比較的、突飛なものが多い。エンフィールド・ホラーは「3本足」という変わった妖怪。ペットのカンガルーが脱走したものを見間違えたのではないかとの説もあるので、ちょっとカンガルーっぽさも残してイラスト化してみた。

2024年11月11日 テケテケを描いてみた。

学校の怪談に登場する「テケテケ」を彩色してみた。白黒のときには感じなかったが、色をつけたら結構、グロテスクだ。

テケテケのイラスト

最近、腰を据えて都市伝説の調査をしている。資料そのものはかなりの部分、朝里樹氏がまとめてくれている。その一方で、朝里氏もそうなんだけど、2ちゃんねるのオカルト板とか、洒落怖系で語られる怪異は、創作的な側面が強い。匿名性は担保されていながら、作者の存在について考えさせられる。また、昔ながらの「友達の友達(FOF)」を介在させずに、自分の体験談としてまとめられる点で特異性がある。その辺をもう少し自分なりに検討したいなと思っている。

そんなこんなで、昔ながらの都市伝説も再整理しながら、洒落怖系やアメリカの現代妖怪(宇宙人的なものも含む)を調査しているこの頃である。

2024年11月15日 あぎょうさんを描いてみた。

学校の怪談に登場する「あぎょうさん」を描いてみた。

あぎょうさんのイラスト

あぎょうさんは謎掛け系の現代妖怪で、天井から降りてくる老婆の妖怪で、抱きついてきて、首筋を舐めてくる。そして「あぎょうさん、さぎょうご、いかに?」と問うてくる。これにうまく答えられれば、あぎょうさんは退散するが、答えられないとかぶりつかれるという。

こういう質問とそれに対応する答えがあるというのが、学校な怪談っぽさがある。世の中の大半の課題には必ずしもピタッとした答えがないのだよ、と子供たちに諭したくなる。

巷のイラストでは、結構、たくさんの人が蜘蛛のような姿で描いている。まさに8本足で描いている人もいるし、蜘蛛のようにたくさんの複眼を描いている人もいるんだけど、特に姿について明確な描写はないみたいなので、あんまり蜘蛛には寄せずに、人の要素を多く残してみた。それでも、上からぶら下がっている点は強調してみた。そんなこんな。

2024年11月19日 オーソ・ワンを描いてみた。

アメリカの宇宙人「オーソ・ワン」を描いてみた。

オーソ・ワンのイラスト

日本では「アウッソ」として紹介されることもある。ヒグドン氏がワイオミング州で遭遇した宇宙人で、ヒグドン氏を立方体型の宇宙船に乗せて誘拐したとされる。テレパシーで会話する。16万3,000光年離れた惑星に棲む。

最近、アメリカの妖怪にも手を出している。意外とアジアに目を向けて、フィリピン、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーの妖怪を調べていたけれど、アメリカの妖怪というのも盲点で、知名度は低いよなあ、と思っている。

ちなみに、Xの方では、イラストに署名を入れてみた。海外では、署名のないイラストはフリー素材だと認知されることもあるという記事を読んで、それは困るなあと思っての対応だ。

2024年11月21日 八朔シータのサインを考えてみた!!

突然ながら「八朔シータ」のサインを考えてみた。

八朔シータのサイン

……というのも、最近、Xで規約変更があって、AI学習が明文化された。これを受けて、イラストレータ界隈が大騒ぎしている。やれ、ウォーターマークを入れなくちゃ。やれ、AI生成反対の意を表明しなくっちゃ。やれ、Blueskyに避難しなくちゃ。まあ、ボク個人としては、オンラインに公開した時点ですべての情報は公開情報だと思っているので、AI学習に利用されるのは致し方ないと思っている。ウォーターマークそのものも、そのうち技術的に乗り越えられちゃうだろうなあと思っていて、あんまり意味がないとも思っている。でも、これを機にいろいろと勉強した。

ウォーターマークはともかくとしても、国際的には「署名」って必要らしい。国によっては、署名がないイラストはフリー素材だと勘違いされることもあるらしい。へえ。だったら、国際規格で行こうかなと思って、この期に及んで「署名(サイン)」を考えてみた次第。

意外と署名を考えるのは楽しかった。いろんな人のサインを調べて、並べてみて、簡略化の方法とか、筆の進め方なんかを模倣したり、類型化したりして、それを組み合わせながら、それっぽく拵えてみた。一応、「八朔シータ」って読めるし、いい感じなのではないか。ふふふ。

2024年11月23日 「ターボババア」を描いてみた。

都市伝説の「ターボババア」を描いてみた。

ターボババアのイラスト

ターボババアは1990年代の中頃から都市伝説、あるいは学校の怪談などの文脈で語られ始めた存在だ。夜の高速道路などで自動車と並走し、時には自動車の窓を叩いたり、追い抜いて振り返るとニヤリと渡って運転手を驚かせる。たったそれだけなのに、100キロババアとかマッハババア、ジェットババアなど、いろんな名前で日本各地で知られている。リヤカーババアとか、ホッピングババア、ヘリコプターババアなどの変種も多種多様だ。

最近は「ダンダダン!」の中で大活躍なので、一躍、有名になった感じがする。めでたくタイにも進出したらしく、タイでは「ピー・ヤーイ・サピート」と呼ばれて、やっぱりタイの高速道路を走っているらしい。でも、長い舌を伸ばしているという点が、タイらしさ満載である。

2024年11月25日 料理と向き合って心を整える

1か月ほど、原因不明の腰痛に悩まされている。病院を経巡ってみたものの、依然、原因は特定できない。むしろ、採血、レントゲン、MRI、エコーなどを試して「100点満点の健康です!」と医者に言わしめてしまった。うーん。

そんなわけで、病は気からとも言うので、気分転換に料理をしようと思って、久しぶりに本格的に料理に向き合ってみた。

生姜焼きの写真

本日の一品は生姜焼き。賛否両論の笠原さんのレシピなので、結構、濃いめの味付け。カイワレなんかも入れてみて、いい感じ。そして、気分は晴れやかになる。そうね。たまには気分転換も必要だよね。