2024年5月5日 創作サイト、復活の狼煙!?
ウェブサイト「アバウトな創作工房」を再構築した。結果としてシンプルなページになった。でも、最近、鋭意、進めている「世界の妖怪」をイラストに描く活動ともリンクできたし、リンク切れになっていたmp3の音楽もSOUNDCLOUDと連携することで再生できるようになった。
元々、ウェブサイト「ヘタっぴなアルコール蒸留」は創作サイトだったのだ。今となっては神話・伝承のウェブサイトに様変わりしている。ボクが変わったのだから、ボクの変化に応じてウェブサイトの在り様も変わっていく。でも、何だか懐かしい気持ちになった。
実は、密かにYOUTUBEとかニコニコ動画との連携も面白いのではないかと思っている。そういう情報発信もある。そういう意味では、いろいろなアプローチを取れる準備が少しずつではあるけれど進んでいる。絵も音も文章も、あらゆる手段でアプローチを図っていきたいなとは常々思っている。
2024年5月6日 2003年の音楽作品
せっかくウェブサイト「アバウトな創作工房」を再構築したので、過去につくった楽曲を放出してみた。結構、若い頃のボクは神懸っていたと思う。
演劇の舞台用に作成した歌で、本来は歌詞もあって、歌がのる。だから、公開しているのはデモテープ音源である。世界観を統一するために、全体的にAdd9の不協和音でつくっている。ふわーっと広がっていく感じがとても素敵である。
2024年5月11日 インターネットの記事の妥当性
38℃のハイフィーバーが3日ほど続いて、ようやく今日になって少し落ち着いてきた。それでも、まだ頭はぼーっとしているし、満足に身動きがとれる状況ではない。ずぅっとベットに突っ伏していた。そんなわけで、絵を描くプロジェクトも頓挫したし、リニューアルしていた「アバウトな創作工房」をもう少し手を入れる作業もストップ。いろいろと予定が狂ってしまった。
それでも、ようやく今日になって少しだけ動けるようになったので、久々にギリシア神話を眺めていた。そうしたら、意外とWikipediaの情報が不正確な部分があることに気づいた。実はギリシア語って、動詞の格変化で主語の人称が分かるようになっている。だから、主語が省略できる。だから、ヘーシオドスの『テオゴニアー(神統記)』の中で、主語が明確じゃない部分がたくさんある。たとえば、合成獣キマイラを生み出した両親とか、オルトロスの配偶者なんかは、三人称単数の「彼女」が主語であることは分かるが、それが誰なのかは文脈上、明確ではない。キマイラの両親は一般的にはテューポーンとエキドナとされている。それはヘーシオドス以外のアポッロドーロスやヒュギーヌスがそう明示しているから、妥当だ。でも、ヘーシオドスの文章だけでは、実のところ、女神ケートーである可能性も、レルネーのヒュドラ―である可能性も否定はできない。同様に、オルトロスの配偶者は一般的にはキマイラとされていて、子供としてスピンクスとネメアのライオンを儲けている。でも、これも同様に主語が省略されていて、エキドナやケートーの可能性もあって、判然としない。
ちなみに、『テオゴニアー』を日本語に訳した廣川氏は、キマイラの母親である「彼女」をレルネーのヒュドラー、オルトロスの配偶者である「彼女」をエキドナとして訳した。さすがにレルネーのヒュドラーがキマイラを生んだという解釈は受け入れられなかったのか、日本語版のWikipediaではキマイラの母親はエキドナとして解説している。しかし、オルトロスの配偶者の方はエキドナになっていて、日本語のWikipediaは全体的にこの解釈で統一されているようだ。でも、英語のWikipediaでは明確に誰と定めることはなく、3つの可能性を挙げるに留めていて、特にキマイラの母親である「彼女」はエキドナである可能性が高いと評価している。
ちなみに、Perseus Digital Libraryの『テオゴニアー』ではオルトロスの配偶者である「彼女」はエキドナと明確に訳されていて、母と息子の逢瀬という解釈を採っている。一方で、ローブ叢書の『テオゴニアー』では「おそらくキマイラ」と注がつけられていて、兄妹の逢瀬という解釈を採っている。ボクはローブ叢書の解釈が合うように思っている。そういう意味では、ひとつの解釈に定めてしまっているWikipediaの記述は正確性を欠いていると言える。ギリシア神話みたいにアクセス数が多そうな記事でも、こういうことがあるのだなあと思って、ちょっとビックリした次第。
……でも、ボクはポリシーとしてWikipediaはいじらない。いじっても誰かに直されるだけなので、ボクはボクの土俵である「ファンタジィ事典」の記事だけをアップデートするのみである。もしも誰か気になった方がいれば、是非、Wikipediaのキマイラとオルトロスとエキドナの項目の記事を修正くださいな。
2024年5月14日 ポケミクのイベントが終わった!!
2023年9月にDECO*27氏が「ボルテッカー」を公開し、その後、さまざまなボカロPたちによって定期的に18曲が公開されるというポケモン×初音ミクの一連のイベントが、3月にEve氏の「Glorious Day」で終わった。CD音源化されるに当たって、sasakure.UK氏が新曲を発表するということだったので、楽しみに待っていたら、いよいよ5月に「アフターエポックス」が公開された。そうそうたる面々で、あのMitchie M氏やピノキオピー氏、cosMo@暴走P氏、そしてナユタン星人氏やかいりきベア氏まで参加している。これで終わりかと思ったら、今後、Kanaria氏も投入するというから、ものすごいプロジェクト。楽しみすぎる。
そんなわけで、ニコニコ動画の方を貼っておく。妻はワン☆オポじーざす氏の「ゴー!ビッパ団」が気に入っているらしい。息子のツクル氏は八王子P氏の「PARTY ROCK ETERNITY」がお気に入りとのこと。ボクは断然、cosMo@暴走P氏の「戦闘!初音ミク」だ。そんなわけで、是非是非、ニコニコ動画で聴いてみて欲しい!!
2024年5月20日 ナイジェリアのムーブメント!?
DJ銀太の脱退に続いて、DJまるも脱退。Repezen Foxxは一体どうなってしまうのだろう。DJ社長の6月復活は嬉しいけれど、先行きが心配だ。などと、意外とミーハーなボクである。
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閑話休題で、最近、ボクの周辺のXで、ナイジェリアに関連するポストが多い。ナイジェリアの料理や文化、仮面、衣装など、フォロワーの話題の中で、そういうリポストがたくさん流れてくる。何だろう。何かナイジェリアにまつわるイベントでもあったのかしら。
ボクは2014~2016年にお仕事で5回、ナイジェリアに渡航したことがある。累計で180日もナイジェリアに暮らしていたので、何となくナイジェリアに馴染みがあって、親近感がある。ナイジェリアと言えば、レストランでうっかり「シェフのおまかせサラダ」を頼んだら、ジャイアントスネイルが入っていて、知らずに食べてしまったこととか、町中で写真を撮っていたら、いきなり軍人がやってきて「逮捕する」と言われて、どうやら軍事施設の周辺だったとか、いろんな思い出がある。当時はボコハラムが暴れ回っていたし、エボラ出血熱も流行っていたしで、いろいろと難儀な時代だった。
ナイジェリアにはハウサ族、イボ族、ヨルバ族などのたくさんの民族がいて、特にヨルバ族の神話はアフリカ諸国の神話の中でも比較的よく研究されていて、知られている。それは、ヨルバランドの人々が、奴隷貿易でアメリカに連れていかれて、そこでブードゥー教などに変化していった歴史があるからだ。オロドゥマレという最高神に遣わされて、たくさんのオリシャ(神々)が地上にやってきて、世界創造をしたり、人類創造をする。有名なところだと、創造神オバタラとか、雷神シャンゴー、海神オロクン、軍神オドゥン、川の女神イェモジャ、そしてトリックスターのエシュなどがいる。そういうのを紹介したら、ちょっとニーズがあるのだろうか。
2024年5月26日 復活の狼煙をあげられるか!?
最近、文字通り、体調を崩していた。ゴールデンウィークが開けたところで38度の発熱。そこから1週間、熱がずぅっと下がらないまんまで、ようやく熱が下がったと思ったら、今度は咳が止まらなくなって早2週間。その間、満足に眠れないし、咳のせいで全身に変な力が入って、筋肉痛になっていた。咳が出なくなってきたので、ようやく本日、全身マッサージに行ったら、あまりのひどさに揉み返しがおきて、午前中はずぅっと死んでいた。
そんなわけで(どんなわけ?)、本来業務のお仕事もままならなかったんだけど、ウェブサイト更新や創作活動も大幅に滞っていた。フィリピンの妖怪とかタイの妖怪という雰囲気じゃなくって、それで少し視点を変えて、現代ファンタジー系に手を出してみた。ゴブリンとスライムだ。こういうのは気が楽だ。たくさんの人がすでに描いてくれているので、ボクなりの解釈で振り切って描いても問題ない。
ゴブリンは頭がでかくてグロテスクというイメージがあるので、ちょっとだけ頭を大きく描いて、歪(いびつ)な感じにしてみた。決してデッサンが狂っているわけではない。
スライムは鳥山明のかわいらしいスライムのイメージを払拭したくて、結構、大きなサイズで描いてみた。消化中の人間の骨を中に描いてみたわけだけど、ここから逆算すると、結構、大きなモンスターということになる。
そんなわけで、熱に浮かされ、咳き込みながら、何とかできることをやってきた感じだ。苦しい3週間だったなあ。ここから復活の狼煙を上げられるといいのだけれど、さてはて。
2024年5月27日 DJ社長は復活の狼煙をあげる
世界の妖怪をあげていくウェブサイトなので、ミーハーな人は少ないかもしれないので、今日はちょっとミーハーに振ってみる。最近、銀太とまるが脱退して、どうなることかと思っていたボクだけど、DJ社長は面白いね。アゲアゲな新曲をどんどん披露してくれる。しかも再生数が半端ない。あっという間に100万再生を突破して、それでもどんどん伸びていく。
「And I’m waiting for you too」は銀太が脱退したときの楽曲。一人の力を試したいとレペゼンを飛び出した銀太をディスりながらの応援歌。
「Waiting for you in Bali island」はまるが脱退したときの楽曲。こっちは完全にブチ切れていて、容赦ない。でも、そういうクレイジーなところもDJ社長らしい。アゲアゲでノリノリで、こんなにディスりの効いた歌詞なのに、聴いていて楽しくなる不思議。
いろいろと賛否両論あると思うけど、結局、こうやってエンタメをして、ちゃんとYouTubeのカウンターを回してインフルエンサーとして成功してしまうところが偉大だと思う。
2024年5月28日 縦横無尽に駆け回る6つの色
昨日に引き続きで、音楽のネタを投稿しよう。ボクは意外と毎日、音楽を聴いている。No Music, No Lifeだ。そんな中、最近、繰り返し聴いている楽曲がGacharic Spinの「Let It Beat」だ。
このバンドは、実は6人全員が歌える(FチョッパーKOGAはコーラス専門かもしれないけれど)。だから、あっちからこっちから声が飛ぶ。それが格好いい。もちろん、FチョッパーKOGAの安定のベースは天才的だし、TOMO-ZOのギタープレイも光っているし、オレオレオナのピアノもオシャレだ。yuriが楽しそうにドラムを叩いているのも良き。そして、何よりもアンジェリーナ1/3の声が格好いい。以前の少しだけ中二病を拗らせたような歌詞は人によっては拒否反応が出る可能性はあるんだけど、最近はそういう毒っぽい歌詞も鳴りをひそめてきていて、キャッチーで格好いい世界観が構築され始めている。そこに6人が6人ともいろんなカラーをぶっこんで来て、とてもバランスのいい魅力的なバンドになっていっている。
「BakuBaku」ははな (Hana)の下からしゃくりあげていくようなボーカルが独特で面白い。はな (Hana)とオレオレオナが朗々と歌う中で、アンジェリーナ1/3がラップっぽく重なっていくところなんかは、この編成だからこその音楽的な面白さだと思う。いろんなカラーがあって、飛び道具的に楽器の音や声が混ざってきて、カラフルで、とても不思議なチームだと思う。
2024年5月29日 かわいいとデスボの共存
今日は花冷え。について。ヴォーカルのユキナがブリブリのアニメ声で発声しているのに、突然、デスボでシャウトし始める。かわいいと激しいを行ったり来たりする。楽曲として、かわいいとデスボが共存できるというのがとても面白くて、このバンドの凄いところ。そして、このバンドをコントロールしているのがギタリストのマツリ。ポップとメタルを行ったり来たりする複雑怪奇な楽曲を作っているところも然ることながら、激しく唸るギターの腕前も見事ながら、陰のある独特の風貌をまとっているところが何よりもミステリアスだ。今回の「O·TA·KUラブリー伝説」のコメント欄では、彼女はエヴァみたいだと外国人に揶揄されているけれど、本当に、エヴァのフィギュア人形みたいな感じがして、不思議な雰囲気を醸している。
ちなみに「今年こそギャル~初夏ver.」では、PVの冒頭で4人が芋っぽい女子を演じていて、それはそれで面白い。トライセラトップスが「踊れるロック」を標榜していたが、大勢のギャルたちが踊っているPVはある意味、格好いいゾ。