2022年1月3日 2022年もよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございますーm(_ _)m ペコリ

年末年始は帰省していて、オンラインの世界からは離れておりました。ウェブサイト上での新年のご挨拶が遅れましたが、本年もよろしくお願いいたします。

相変わらず、コロナ禍で海外渡航は制限されており、本業のお仕事の方はリモートを駆使して精進する日々ですが、一方のウェブサイト運営の方は、安定的に日本にいられるし、リモートワークで通勤の時間はほぼゼロになるしで、昨年は比較的、順調に更新を進められていました。このような働き方が継続すれば、いろいろな活動が自由になるのになあと思っておりますが、大きな組織というのは旧態依然としているので、案外、難しいかもしれません。でも、新たな技術を導入したのだから、元の場所に戻ることなく、新しい境地に船を進めていけるように、私自身も尽力したいと思います。そこに新しい可能性があるはずです。

毎年恒例の雑誌も、定期的に刊行するようになって10年目を迎えました。ちぃ子(妻です)をパートナーに、刊行の火を絶やすことなく、毎年、毎年、雑誌を配り続けて、しんどいこともありましたが、無事に今年も雑誌を皆様のお手元にお届けできました。

そんなわけで、今年もウェブサイト『ヘタっぴなアルコール蒸留』と『ファンタジィ事典』をよろしくお願いいたします。ではでは。

2022年1月5日 テスカトリポカを描いてみた。

今年の雑誌の表紙はテスカトリポカを描いてみた。アステカ神話の創造神だ。ジャガーに変身するので、寅年のネタとして採用してみた。顔の色は、本当はもう少し黄色いのかもしれない。塗ってみて、乾いたら、何だかオレンジっぽくなってしまったが、まあ、仕方ない。


2022年1月30日 1,000項目達成を記念して

ボクがウェブサイト運営を始めたのは2003年で、大学生の頃だった。その中で「ファンタジィ事典」を立ち上げたのは2004年。その後、紆余曲折あって、方向性もあっちに行き、こっちに行き、いろんなスタイルを模索して、今(2022年1月)に至っている。

このたび、実は事典に掲載されている「世界の妖怪」の数が1,000項目を越えた。厳密に言えば、すでにとっくのとうに1,000項目は越えている。でも、単に辞書的に事実を載せるだけではなく、一定の要件を越えている項目を、ボクは別途、裏でカウントしていて、そんな納得している項目が、このたび、1,000項目を越えた。

そんな状況なので、今後は、新規の記事を増やすだけではなく、読み物としてもっと面白くなるように、過去の記事を再構築するような活動も、同時並行的に進めていければよいな、と思っている。

それから、単一の記事を書くのではなく、もっと俯瞰的な記事を増やすことも考えている。つまり、この国の妖怪ってこういう傾向にあるよね、とか、時代を経て、妖怪の在り方ってこういう風に変わっているよね、みたいな感じで、複数の項目を横断していくようなコラム的な特集記事を増やしていくと、「ファンタジィ事典」が単なる記事の総体ではなく、間口が広がって、読み物になっていく。

最近、いろいろな図鑑を読む。たとえば、動物図鑑だと、ネコ科とかイヌ科みたいな分類から始まって、個別の種の説明を載せるわけだけど、たとえば、食物連鎖についてまとめていたり、地域ごとに特集を組まれていたり、足の速い動物はどれかとか、肉食獣の獲物の捕まえ方の違いとか、いろいろな切り口で特集記事を書く。そうすると、単にその種の記事だけを読むのと違って、他の動物との比較ができたり、生態系の中でのその種の位置付けが分かったリ、進化の歴史が分かったリ、いろいろと理解が深まる。そういうアプローチを「ファンタジィ事典」の中でも取り入れられたら面白いだろうと思っている。こうして、1,000項目をまとめてきて、そんな分析ができるようなところまで来たのではないか。自分へのそんな期待もある。

何事も10年とは言うけれど、1,000項目を越えるのに、10年はとうに過ぎてしまった。ここから、さらに高いところを目指していきたいな、と思っている。そのときに、面白い世界が見えているといいなあ。