2021年3月5日 鍼治療の拷問をくぐり抜けて……

実のところ、ここ1か月くらい、背中から首にかけて、わずかに痛みが走っている。毎朝、憂鬱になる。酷いときには、夕方頃、痛みが増して動けなくなる。それでも、ボクが主催のオンライン研修やウェビナーが立て続けにあって、ボク自身が登壇するしかないので、騙し騙し、歯を食いしばってやってきた。それらがようやく一段落した瞬間、もう、出勤できなくなってしまった。2日くらい休んで、病院に行く。僧帽筋が固まっているらしい。オンラインでの会議や研修、セミナーが立て続けにあって、そのためのPowerPointをつくったり、モニタ越しのコミュニケーションをしたり、動画編集をしたりしていたのが原因らしい。そして、鍼治療を試みる。

鍼治療は一種の拷問だと思う。筋肉に細い鍼が刺さった瞬間に鈍痛があって、ぎゃあ、と叫びたくなる。それを歯を食いしばって抑え込む。あっちに刺され、こっちに刺され、悲鳴を押し殺して、15分くらいの地獄の時間。ちょっとした緩急の「緩」のタイミングで冷静になって「ボクは一体、何をしているんだろう」と思って、逃げ出したくなる。そして、鈍痛に襲われる。……それでも、終わってしまうと楽になる。禁断の黒魔術だな、と思う。