2016年1月4日 「また会いましょう」

年賀状を読みながら考える。「また会いましょう」とか「また会えたらいいね」などと書いている人が意外と多い。当然、この年になると、高校や大学の頃の友人とはfacebook上やウェブサイト上だけの疎遠な関係になることもある。仕事で一度だけ、密なお付き合いをさせていただいた人もいる。だからそういう文章になるのだろう。

でも、「会いたい」と書くだけじゃ会えない。会うためには、会うためのそれ相応の努力をしなきゃいけない。時間を割かなきゃいけないし、計画を立てなきゃいけない。

ボクは文章に対して誠実であろうと思うので、こういう社交辞令的な文面は書かない。書くからには、会うための努力をしなきゃいけないなあ、と思う。

最近、ふと、「またあの人に会ってもいいな」という感情が湧くときもある。同窓会的な気分になるのは年を取ったということなのかもしれない。でも、その感情を書くときには、幹事を名乗り出て、飲み会を開かなきゃいけないよなあ、とも思う。多分、その決心がついたときに「会いたい」と書くことになるのだろう。