2025年3月13日 「禁じられた果実」から「希望の種」へ
Ayasa氏率いるEast Of Edenが昨日、album『The First Eden – Seeds Of Hope』を発売した。1月22日の記事「East Of Eden、再始動。」でも書いたんだけど、ベースのわかざえもんが抜けて、MINA氏を加えた新体制になった。albumは11曲で、すでにsingleとして発表されている「Shooting Star」で幕を開け、album発売に合わせてYouTubeで公開された「IKIZAMA」で幕を閉じる。
East Of Edenは基本的に楽曲の振れ幅がメチャクチャ大きい。いろんなジャンル、いろんな雰囲気の楽曲にチャレンジする印象だ。過去の2枚のEPでもそうだった。そのコンセプトは今回のalbumにも健在だ。3曲目の「Darkside Lotus」などは「和」のテイスト満載で、まるで歌唱は歌謡曲のような雰囲気がある。ヴォーカルの湊あかね氏がふざけ半分でやってみたらハマったということで、器用な人だ(笑)。
そして、これまで通り、技巧的であり、全体的にガチャガチャしている。足し算の発想で音を重ねていく。全ッ然、引き算してやろうとか、自然体でやろうという意図はない。これでもかというくらいにみんなが演奏する。楽曲全体に演者の意図が十全に張り巡らされている感じで、まるで競技みたいだ。とてもスリリングで、聴いていて痺れた。